メカ設計フォーラムで連載を継続中の筆者たちが、日本復興を目指し奮闘するモノイストたちにエールを送る! 第2回は甚さん&國井良昌氏と漫画家 見ル野栄司氏が登場。
このたびの大震災で被災された皆さま、ご家族ならびに関係者の皆さまに心からお見舞いを申し上げます。
@IT MONOist編集部一同
「メカ設計フォーラム ライターズYELL」では、メカ設計フォーラムで連載を継続中の筆者さん(連載完結して間もない方も含む)、これから連載が始まる筆者さん、取材記事執筆に協力していただいているライターさんから寄せていただいた、読者の皆さんへのメッセージを紹介します。ひとまず、皆さんの心の火種となればうれしい限りです。
編集部注:以下のコメントは全て本人の許可をいただいた上で掲載しているものです。また、掲載順は不同です。
不安なときこそ、“あのオヤジ”のパワーが欲しい? ――江戸っ子オヤジ技術屋 根川甚八氏の登場です。
編集部注*人物はフィクションです。実在の人物団体などとは一切関係ありません。
良君! いま、被災地では、各方面のプロが自らの身は顧みず活躍している。どんな「職人(プロ)」が活躍しているか言ってみろ!
救命隊、医療チーム、原子力の作業者と専門技術者、電力、ガス、燃料の技術者、物流関係者、気象予報士、消防、警察官、自衛隊……。あっ、それに炊き出しの女性たちです。
それで、若き技術者のオメェは何してるぅ? 何していると聞いているんだ。さっさと答えろ!
えっ(絶句)! じ、ジ……甚さん! 僕は何もしていません。それどころか、カップ麺(めん)、菓子パン、水、ガソリン、トイレットペーパーを買い占めていました。
べらんめぇ! オメェのその行動のどこに、「プロ」の文字があるんだ。あん?
甚さんは、ここでもう怒りを静めて、話を始めました。
技術者の周りには多くの「プロ」や「職人」がいる。実は、君のあこがれているエリカちゃんの前職は、美容師だ。昨日、エリカちゃんは被災地へのボランティアチームを結成したぞ。勤務先には、毎週金曜日の休暇を打診中とのことだ。許可されたら、「洗髪・美容チーム」として、現地入りするとメールが入ったぜぃ。
いいか良君、技術者としてできる「What」と「How」を仲間で考えろ! 若き技術者よ、痛みを分け合い、復興に向けて前進しろ! それには、1年間でいい、「個」を捨てろ! これは命令だ!
甚さん! いまから、仲間を募って、若き技術者ができる「What」と「How」を考えます。
若き技術者よ! これからの日本は君たちが先導するんだ! 任せたぞ!
■國井技術士設計事務所(Active Design Office) 技術士 國井良昌氏
執筆記事:「甚さんの設計分析大特訓」「甚さんの設計サバイバル大特訓」
以上、甚さんからでした。あなたの「What」と「How」は、何でしょうか。甚さんの生みの親(本人も江戸っ子)、國井氏の新連載は、現在準備中です。2011年春に開始予定です。
■漫画家 見ル野栄司氏 著書『シブすぎ技術に男泣き!』(中経出版)
元半導体エンジニアの漫画家 見ル野栄司氏からコメントをいただきました。
皆さんどうにか踏ん張ってください。こちらもできるかぎりのことをします。日本の底力を見せてモノづくりをまた再開しましょう。
MONOistと見ル野氏は、ただいまあることを画策中。それも……、まだ明かせません! お楽しみに。
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次回の「メカ設計フォーラム ライターズYELL」は、3月24日に公開予定です。
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