三菱電機は、600m先の人や障害物を検知できる鉄道向け長距離LiDARを開発した。同社によれば「業界初」。鉄道の自動運転技術向上や沿線の安全確認作業の効率化に寄与する。
JR東海とスズキ、パナソニック アドバンストテクノロジー(PAD)の3社は、超電導リニアの設備検査ロボットの試作機「Minervα(ミネルヴァ)」を開発したと発表した。2026年2月から山梨リニア実験線で機能性の確認を始め現地検証を行い、実用化を目指す。
東武鉄道と日立製作所は、日立が世界に展開しているデジタルアセットマネジメントプラットフォーム「HMAX」を活用した協業に合意した。日本の鉄道事業者によるHMAXの本格活用は今回が初となる。
東海旅客鉄道は、超電導リニア設備の保全の効率化/高品質化を目指し、伊藤忠テクノソリューションズの支援で、国内初のSAP EAMとi-Reporter、OutSystemsを連携したシステムを構築した。
大阪メトロは大阪・関西万博の会期中の混雑に対応するため、ホーム上の待合室を撤去した。これまで設置されていた待合室は扉で区切られた個室で、ホームのスペースを狭める。そこで、狭いホームでも快適さを提供したいと考えた大阪メトロが設置したのは、パナソニック 空質空調社が開発した扉のない前面開放型の「待合ブース」だ。
東京メトロら5社は、第5世代移動通信設備(5G)を用い、列車と地下・地上に設置された通信設備との間の通信を実現する実証実験で有効性を確認した。
三菱重工業は次世代新交通システムの新ブランド「Prismo(プリズモ)」を開発したと発表し、受注活動を開始した。すでに海外から引き合いがあり、早ければ数年後には提供するとしている。
クラボウは、東海旅客鉄道と共同で、東海道新幹線の軌道材料を高速走行中に計測する軌道材料モニタリングシステムを開発した。鉄道業務の効率化、省人化に貢献する。
ABBとシュコダグループは、チェコ鉄道の電化を強化することを目的に両社にとって初の提携を締結した。シュコダグループがチェコ鉄道から新型バッテリー式電車を受注しABBはトラクションバッテリーを供給する。
JR東海は、水素を燃料とする水素動力車両の開発の一環として、水素エンジンハイブリッドシステムの試作機を完成させた。今後は性能評価試験や模擬走行試験を進めていく。
JR東日本とパナソニック エレクトリックワークス社はJR武蔵野線に導入した排水ポンプ監視の取り組みを発表した。