カーボンニュートラル:
長崎五島沖で洋上風車の一括搭載技術検証、3分の1スケールで実証試験 戸田建設
戸田建設は、浮体式洋上風力発電の低コスト化を目指す「風車一括搭載技術」の開発で、3分の1スケールモデルの実証試験に成功した。(2025/9/2)
古田拓也「今更聞けないお金とビジネス」:
安請け合いがアダに? 三菱商事、洋上風力から撤退、「再エネの切り札」に垣間見えた限界
三菱商事が日本の洋上風力発電事業から事実上撤退する。2021年の入札で“競り勝った”案件だったが、近年の建設費や関連費用の高騰で採算が合わなくなり、撤退を余儀なくされたという。(2025/8/29)
「洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会」:
「第2次洋上風力産業ビジョン」を策定 浮体式は2040年までに15GW以上を目標に
「洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会」が「洋上風力産業ビジョン(第2次)」を公評。昨今のエネルギー産業をめぐる情勢変化を受けた内容に刷新した他、浮体式洋上風力に関する新たな目標などを盛り込んだ。(2025/8/29)
三菱商事が秋田・千葉の洋上風力発電から撤退 インフレによる建設費高騰で
三菱商事は2025年8月27日、秋田県と千葉県の3海域で計画していた着床式洋上風力発電事業から撤退すると発表した。(2025/8/28)
洋上風力発電所3カ所の建設を断念 三菱商事「事業環境の変化で」
三菱商事は27日、千葉県銚子市沖などで開発を目指してた洋上風力発電所の建設を取りやめると発表した。(2025/8/27)
鉄鋼材料の基礎知識(1):
鉄鋼材料が使われる理由
今なお工業材料の中心的な存在であり、幅広い用途で利用されている「鉄鋼材料」について一から解説する本連載。第1回は、鉄鋼材料が使われる理由について説明する。(2025/8/21)
プロジェクト:
香川県丸亀市に28億円でC-GIS生産工場を建設、三菱電機
三菱電機は、香川県丸亀市の受配電システム製作所に新工場棟を建設する。2026年6月の完成予定で、稼働後は大容量電力を使用する施設の電力配電系統に用いる「キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)」を生産ラインを1カ所に集約して、従来比2倍の年間生産台数を目指す。(2025/8/19)
工場ニュース:
三菱電機が新工場でガス絶縁開閉装置生産拡大、データセンター増設で需要増
三菱電機は受配電システム製作所(香川県丸亀市)に新工場棟を建設し、キュービクル形ガス絶縁開閉装置(C-GIS)の生産体制を強化する。(2025/8/14)
船も「CASE」:
内閣府の公募による「自律型無人探査機利用実証事業」に採択
沖電気工業、東洋エンジニアリング、日鉄エンジニアリング、FullDepthは、内閣府公募の「自律型無人探査機利用実証事業」に「自律型海洋無人機・無人潜水機を用いた利用実証事業」を提案し、採択された。(2025/8/1)
スマートメンテナンス:
洋上風力の水中点検を無人化、海洋ロボの実証開始 東洋エンジニアリングなど
東洋エンジニアリングなど4社は、自律型海洋無人機と無人潜水機を利用して、洋上風力設備の水中点検作業の自律/無人化を目指す実証事業を行う。(2025/7/18)
FAニュース:
大型同期モーターでエネルギー効率99.13%を達成、従来記録を更新
ABBが新たに設計した大型同期モーターがエネルギー効率99.13%を達成し、世界記録を更新した。インドの製鉄所向けに製造されたもので、出力は56MW。これまでの世界記録は、ABBが2017年に記録した99.05%だった。(2025/6/20)
AI記者がまとめるモノづくりトピックス:
AIでCAE業務が爆速に!? サロゲートモデルが熱い
製品開発のスピードと精度の両立を目指し、AI(人工知能)によるCAEの高速化技術が注目されている。(2025/5/30)
三菱商事、資源価格下落響き減益も商社首位奪還 伊藤忠など3社は増益を確保 3月期決算
純利益は、資源価格の下落などが影響した三菱商事、三井物産の上位2社が減益となった。ただ三菱商事は一過性利益が寄与し、2年ぶりに商社トップの地位を奪還した。(2025/5/7)
自然エネルギー:
国内初のバージ型浮体式洋上風力 北九州で商用運転がスタート
福岡県北九州市響灘沖で、国内初となるバージ型浮体を利用した洋上風力発電が商用運転を開始した。(2025/4/25)
第3回「洋上風力発電の導入促進に向けた港湾のあり方に関する検討会」:
洋上風力発電の港湾利用における課題 国交省が対応策をとりまとめ
大型風車の採用や発電所の大規模化などが進む洋上風力発電。案件数の増加なども影響し、港湾利用についてさまざまな課題が顕在化していることを受け、国土交通省はその対策をとりまとめた。(2025/4/22)
車載半導体:
自動車に不可欠なモーターとパワー半導体、東芝の戦略は
車載用半導体にどのように取り組むのか。東芝デバイス&ストレージが説明会を開き、戦略を紹介した。(2025/4/3)
洋上で再エネ100%運用のデータセンター、横浜市で実証へ
横浜市で再エネ100%で運用する洋上データセンターの実証実験に向けた取り組みがスタートする。(2025/3/31)
船も「CASE」:
自律航行型無人船でホンダ社員が起業、海洋観測を安価で手軽に
ホンダは新事業創出プログラム「IGNITION」発のスタートアップ企業「UMIALE」の設立を発表した。(2025/3/27)
大阪・関西万博:
万博で「未来の水中工事」による社会課題解決を提案、青木あすなろ建設とコマツが共同出展
青木あすなろ建設とコマツは、大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・未来の都市」パビリオンに共同出展する。「未来の水中工事」をテーマに、電動式水中施工ロボットを活用して人手不足などの社会課題に対応する新たな工事現場の姿を示す。(2025/3/11)
船も「CASE」:
次世代モビリティで海を変える──ASVやAUV、ROV活用の最前線
国土交通省が『令和6年度「海の次世代モビリティ」の利活用に関する実証事業の成果報告会』を開催し、ASV、AUV、ROVといった海の次世代モビリティを活用した最先端の海洋技術の実証結果を紹介。今回の実証では、有害赤潮の早期発見、海洋インフラの点検、沿岸漁場の環境モニタリング、ドローンを活用したカモ食害対策などが実施された。(2025/3/10)
CAEニュース:
精度はそのままに計算時間が15分の1に 流体の動きをAIで予測計算する新モデル
大阪公立大学は、流体の動きをAIで予測計算する新モデルを発表した。新モデルは、従来流体計算に使われてきた粒子法と同程度の精度を維持しながら、計算にかかる時間を約45分から約3分に短縮できる。(2025/2/21)
自然エネルギー:
1.1MWの大型潮流発電システムが五島沖へ 九電みらいエナジーが実証実験
九電みらいエナジーが進めていた大型潮流発電システムの改造工事が完了。国内初の1110kW規模の発電システムとして、長崎県五島沖で実証実験に取り組む。(2025/2/10)
建築エンジニアリングの最新事例:
PR:関空の設計を手掛けた英「Arup」が選んだ構造解析シミュレーション
ロンドンに本社を構え、シドニーオペラハウスや関西国際空港など世界的に著名な建築物を数多く手掛けてきたエンジニアリング/コンサルティング企業「Arup」。近年、複雑化する建築設計のニーズが高まる中、Arupでは構造やファサードの高度化したコンピュテーショナルデザインをアルテアが提供する各種ソリューションで具現化させている。(2024/12/5)
「洋上風力促進WG」(第27回〜29回):
洋上風力発電の入札制度に仕様変更、迅速性や供給価格の評価方法を見直しへ
他の再エネ電源より初期投資額や事業規模が大きい洋上風力発電。インフレなどの市場環境変化の影響を受けやすく、事業撤退などのリスクが懸念されている。こうした状況を踏まえ、国は価格調整スキームの導入や供給価格の評価方法の変更など、入札制度に関連する制度を見直す方針だ。(2024/11/22)
次世代データセンターの究極の形【後編】
空冷式でも水冷式でもない「水中データセンター」への期待と現実
小型のデータセンターを海底に沈める「水中データセンター」は、持続可能なデータセンターの一つの形態として期待を集めているが、その普及には幾つかの課題が待ち受けている。6つの視点で考える。(2024/10/23)
施工:
洋上風力発電の大規模化に対応、約40億円で海底ケーブル埋設機を調達 東洋建設
東洋建設は、英国SOIL MACHINE DYNAMICSの海底ケーブル埋設機の調達を決定した。調達費用は約40億円。国内の過酷な自然条件に適応するケーブル施工技術の確立と施工の低コスト化を目指す。(2024/10/22)
次世代データセンターの究極の形【中編】
サーバは「海に沈める」のが合理的? 水中データセンターの5大メリット
データセンターを陸上に建設するのではなく、海中に沈める「水中データセンター」の活用に向けた取り組みが世界各地で進んでいる。水中データセンターにはどのようなメリットが見込めるのか。(2024/10/16)
第26回「洋上風力促進WG」:
洋上風力発電の事業リスクを軽減、インフレ等に対応する価格調整スキームを導入へ
今後さらなる普及が期待される洋上風力発電だが、急速なインフレなど、市場環境の変化による事業撤退などが懸念されている。資源エネルギー庁ではこうした事業撤退の軽減や、事業者の予見性向上を目的とした制度変更の検討を開始した。(2024/10/1)
自然エネルギー:
洋上風力発電向けのTLP型浮体、大林組が実海域で国内初の実証
大林組が青森県下北郡東通村岩屋の沖合3kmの海域で、国内で初めて洋上風力発電向けの緊張係留方式のTLP(テンション・レグ・プラットフォーム)型浮体を設置したと発表した。今後1年間、挙動観測を実施する。(2024/8/29)
第67回「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」:
日本の太陽光・風力発電の導入ポテンシャルは? 新たな試算結果が公表
第67回「再エネ大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」では、国内の太陽光・風力発電の導入ポテンシャルについて、複数の機関から試算結果が報告された。その概要を紹介する。(2024/8/28)
第2回「発電コスト検証WG」:
2040年の太陽光・風力の発電費用はいくらになる? コスト検証がスタート
次期エネルギー基本計画の策定に向けて、各種電源の将来のコストを検証を目的に設置された「発電コスト検証ワーキンググループ」。このほど開催された会合では、太陽光発電や風力発電などの2040年のコスト試算結果が公表された。(2024/8/20)
第65回「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」:
2030年の導入目標は達成可能か 風力・中小水力・バイオマス発電の現状と見通し
第7次エネルギー基本計画の策定に向けた議論が本格化。第65回「再エネ大量導入小委」では風力発電や中小水力、バイオマスのほか、金融機関、アグリゲーターの業界団体から、足元の状況や今後の見通しなどが報告された。(2024/8/2)
船も「CASE」:
水中ドローンが空のドローンとは違う理由と目指す場所
国土交通省主催による海域におけるドローンの利活用に関するセミナーが行われた。国交省が沿岸や離島地域の課題解決に向けて進めているAUVやROVを用いた実証実験の報告とともに、日本の沿岸や港湾で、いわゆる“海のドローン”を運用するための現時点での問題点やその解決に向けた取り組みを紹介した。(2024/5/13)
第24回「洋上風力促進ワーキンググループ(WG)」:
洋上風力入札の“第2ラウンド”、公募結果の分析と各事業のポイント
再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業の入札について、いわゆる“第2ラウンド”の結果がすべて出揃った。第24回「洋上風力促進ワーキンググループ(WG)」では、公募結果のポイントとともに、各選定事業者へのヒヤリングが行われた。(2024/5/13)
導入事例:
アジアでも類を見ない“2500t吊り”ローラークレーンをDENZAIが導入 洋上風車の巨大化に対応
DENZAIは、大型化する洋上風車の建設に対応すべく、2500トン吊りクローラークレーン「LR12500-1.0」の導入を決めた。(2024/5/9)
エネルギー管理:
2024年度の「供給計画」から考える、10年後の電力需要と供給力の変化
このほど電力事業者各社から提出された、2024年度の「供給計画」がとりまとめられた。とりまとめでは電力需要想定や需給バランス、電源構成の変化に関する分析、送配電設備の増強計画などが報告されており、本稿ではそこから見える長期視点での課題を解説する。(2024/4/25)
スマートコンストラクション:
大型海上クレーンの吊荷上下動を最大6割低減、作業船の稼働率を向上
東洋建設は三井造船昭島研究所およびSKKと共同で、大型海上クレーン対応の吊荷上下動低減装置を開発した。吊荷の上下動を低減し、安定した作業環境を実現する。(2024/4/15)
脱炭素の進行、世界で滞り 企業が知っておくべき原因と適切な対応策とは
世界は「脱炭素」へ向けて足並みをそろえようとしていたが、ここに来て、進行が滞る場面が出てきた。EVの不調や洋上風力発電事業の撤退、脱炭素先行地域での取り組みの遅れなど、世界の脱炭素のイマを解説する。(2024/4/8)
脱炭素:
浮体式ペロブスカイト太陽電池の共同実証実験を東京都北区のプールで開始
積水化学工業は、エム・エム ブリッジや恒栄電設とともに、フィルム型ペロブスカイト太陽電池をプール上に設置するための共同実証実験を、東京都北区で2024年4月3日に開始したと発表した。(2024/4/8)
エネルギー管理:
系統強化に向けた「海底直流送電線」、北海道-本州と九州-中国エリアで整備の方向に
再エネ大量導入への対応と電力系統のレジリエンス強化を目的に、地域間連系線の増強に向けた検討が進んでいる。なかでも注目したいのが北海道〜本州間と九州〜中国間の増強だ。このほど政府の委員会において、両エリアにおける海底直流送電線の導入に向けた検討が行われた。(2024/3/6)
FAニュース:
風力発電の大型化/洋上化に対応する長寿命円すいころ軸受、欧州メーカーも採用へ
日本精工(NSK)は風力発電機用次世代高負荷容量円すいころ軸受を開発した。(2024/3/1)
HANNOVER MESSE 2024:
データ共有やAI、水素など最先端の産業トレンドが一堂に、ハノーバーメッセ2024
ドイツメッセは東京都内で記者会見を開き、ドイツのハノーバーで開催する世界最大級の産業展示会「ハノーバーメッセ(HANNOVER MESSE)2024」の概要や見どころを説明した。(2024/1/22)
自然エネルギー:
浮体式洋上風力発電の開発動向、政府は新たな産業戦略を策定へ
主要な国内の再生可能エネルギー電源として導入拡大が期待されている洋上風力発電。なかでも水深の深い海域にも導入できる「浮体式」については、今後さらなる技術開発やコスト低減が求められている。こうした浮体式洋上風力発電に関する技術開発や、政府の投資政策の動向についてまとめた。(2023/12/21)
自然エネルギー:
洋上風力の入札結果が公表、賦課金なしの価格「3円」が実現可能に
経済産業省と国土交通省が再生可能エネルギー海域利用法の入札に基づく、国内3海域での洋上風力発電プロジェクトについて選定事業者を公表した。(2023/12/15)
3Dプリンティング:
大林組が3Dプリンタで模型を作製、洋上風力発電施設の設置法を確認
大林組は、TLP型浮体式洋上風力発電施設に用いるコンクリート浮体の模型を3Dプリンタで作製し、設置方法の妥当性を確認した。水密性に優れる一体造形の模型を作製し、バラスト水の注排水で浮体の姿勢を制御している。(2023/12/12)
ハイテク分野の「主役」に:
PR:欧州の半導体産業とeモビリティ発展を支える、ポーランドの重要な役割
交通の電動化が加速する中、欧州半導体法などの追い風も受け、ポーランドにおける半導体およびeモビリティ産業の発展が勢いづいている。本稿では、eモビリティ分野における包括的バリューチェーンの存在や半導体分野での潜在力、高度人材が集まる整備された環境、そして外資企業の進出を支援する施策など、ハイテク分野の「主役」となる可能性を秘めた同国の取り組みと魅力を紹介する。(2023/12/11)
たった2つの式で始めるDC/DCコンバーターの設計(3):
ステップダウン形DC/DCコンバーターの設計(1)
今回はこれまで説明した2つの式を使って基本的なステップダウン形DC/DCコンバーターを設計していきます。また最後に前回の課題の1つの考え方を示します。(2023/11/27)
スタートアップシティーつくばの可能性(4):
筑波大発の水中ドローンスタートアップは“海のストリートビュー”を目指す
筑波研究学園都市としての歴史を背景に持つ茨城県つくば市のスタートアップシティーとしての可能性を探る本連載。第4回は、水中ドローンのスタートアップFullDepthの創業者である伊藤昌平氏へのインタビューから、地方都市とスタートアップ産業の関わりを探る。(2023/11/16)
メンテナンス・レジリエンスTOKYO2023:
住友精密工業の「Northfinder」 MEMSジャイロで掘削現場の非GPS環境でも方位検出
非GPS環境でも、方位を正確に検出できる住友精密工業の「Northfinder」。建設工事の掘削現場をはじめ、航空機や船舶の運航システムなどでも用途拡大の可能性を秘める。(2023/10/31)
太陽光:
物価上昇はFIT/FIP価格に反映されるか? 太陽光・風力発電の事業コスト動向
物価上昇がさまざまな産業に影響を与えるなか、太陽光や風力などの再生可能エネルギー事業においても事業コストの増加が一つの課題となっている。調達価格等算定委員会では今後のFIP/FIT価格の検討に向けて、再エネ事業者に対して足元の事業状況に関するヒヤリングを行った。(2023/10/30)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。