AlteraがFPGAの新製品「Agilex 2X」を発表、第1弾は電力当たり性能が1.8倍に:組み込み開発ニュース

Altera(アルテラ)は、エッジからデジタルAIインフラまで対応する新たなFPGA製品「Agilex 2X」を発表した。第1弾として高帯域幅/高スループットシステム向けの「Agilex 27」を展開し、2027年後半にサンプル提供を開始する予定だ。

» 2026年11月04日 14時30分 公開
[MONOist]

 Altera(アルテラ)は2026年10月28日(現地時間)、エッジにおけるフィジカルAI(人工知能)からデジタルAIインフラまで対応する新たなFPGA製品「Agilex 2X」を発表した。Agilex 2Xに対応する設計ソフトウェア「Quartus Prime」の最新版は既に提供を開始しており、第1弾となる「Agilex 27」のサンプル提供は2027年後半を予定している。

Alteraの新たなFPGA製品「Agilex 2X」のイメージ Alteraの新たなFPGA製品「Agilex 2X」のイメージ[クリックで拡大] 出所:Altera

 Agilex 2Xは、同社が培ってきたプログラマブルアーキテクチャを拡張するとともに、AIエージェントを活用した統合設計フローで支援されるプラットフォームだ。高性能デバイスからミッドレンジ、電力効率やコスト効率に最適化したデバイスまで幅広くラインアップし、各種インテリジェントシステムへの適用を目指すという。

4つのファミリーで多様な要件に対応

 Agilex 2Xは、実績のあるFPGAファブリックアーキテクチャを基盤に、アプリケーションレベルでの電力当たり性能の最適化を図る技術革新を取り入れている。強化されたAI Tensor DSPブロックによって信号処理アプリケーションの演算を高速化する他、最新のArmコアによる組み込み処理の高速化、主流および次世代の各種規格に対応する高帯域幅コネクティビティ、エンドツーエンドのセキュリティ機能などを備える。

 Agilex 2Xは、性能と消費電力のバランスに応じて最適化した4つのデバイスファミリーで構成される。演算負荷や帯域幅の要件が高い用途向けのAgilex 27に加え、入出力やトランシーバーを最適化して4K/8K映像処理やドローン、低遅延センサーなどに対応する「Agilex 25」をそろえる。さらに、リアルタイム処理や機能安全を統合してロボティクスや産業オートメーション、車載システムに適した「Agilex 23」、高入出力密度を実現し、ボード/ラック制御やモーター制御、Root of Trust、インタフェースブリッジなどに対応する「Agilex 22」を展開する。顧客は単一のFPGAプラットフォーム内で、用途に応じた柔軟なソリューションを構築できるという。

 Agilex 2Xの全デバイスは、共通のQuartus Primeソフトウェア環境でサポートされる。AIエキスパートコンパニオン「QuartusIQ」によるAIエージェントを活用した設計フローを利用することで、全デバイスファミリーにわたり共通のワークフローや再利用可能なIPを活用可能だ。また、Armベースのハードプロセッサや「Nios V」ソフトプロセッサ、耐量子計算機暗号に対応可能なセキュアブートなど、セキュリティと組み込みソフトウェアの共通基盤も採用している。

第1弾となる「Agilex 27 FPGA」の仕様と提供時期

 Agilex 27 FPGAは、Agilex 2Xポートフォリオの中で最初に提供されるデバイスファミリーだ。デジタルAIインフラやテラビット級ネットワーク、6G、衛星ネットワーク、航空宇宙/防衛用途などを対象とする高性能デバイスに位置付けられる。第3世代HyperFlexファブリックを採用し、前世代の「Agilex 7」と比較して電力当たり性能を1.8倍に向上させた。ルーティングファブリック全体にレジスタを組み込む構造により、ロジックリソースを消費することなくリタイミングやパイプライン化を行える機会を増やすとともに、新しいALM(Adaptive Logic Module)モードによって小型かつ低消費電力のフットプリントで性能を高められる。

 同製品は、チップ全体に分散配置されたHyperFlowデータネットワークを新たに搭載した。これにより、ソフトロジックリソースの消費やルーティングの輻輳(ふくそう)を引き起こすことなく、FPGA全体で数Tbps規模のデータ転送を実現する。コネクティビティ面では、最大256Gbpsの構成可能なトランシーバーや、800Gビットイーサネットおよび1.6Tビットイーサネット向けのハードIP、PCIe 6.0/7.0に対応する。さらに、DDR5やLPDDR5X、LPDDR6メモリインタフェース、MIPI、C-PHY 2.1、D-PHY 3.0をサポートする他、データコンバーターなど将来の各種技術を実装したチップレットと接続可能なUCIeコネクティビティも備える。セキュリティに関しては、Secure Device ManagerによってハードウェアRoot of Trustを確立し、耐量子計算機暗号への対応やデータパス暗号化による主要インタフェースの保護を提供するという。

※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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