いすゞ「フォワード」が車輪脱落予兆検知を採用、住友ゴムの「センシングコア」で:モビリティサービス

住友ゴム工業は、独自のセンシング技術「センシングコア」がいすゞ自動車の中型トラック「フォワード」に採用されたと発表した。車両総重量14.5t以上の車型に車輪脱落予兆検知機能が標準装備され、走行中のホイールナットの緩みを検知し事故の未然防止に貢献する。

» 2026年10月23日 16時00分 公開
[MONOist]

 住友ゴム工業は2026年10月22日、タイヤや車両、路面の状態を検知する独自のセンシング技術「センシングコア」が、いすゞ自動車の中型トラック「フォワード」に採用されたと発表した。同日に販売が開始されている。搭載車両は、フォワードのうち車両総重量(GVW)14.5t以上の車型だ。同車両には、センシングコアの一機能である「車輪脱落予兆検知」を備えたシステムが標準装備される。

車輪速データとCANデータを解析し、ナットの緩みを検知

 センシングコアは、タイヤ空気圧低下警報装置「DWS(Deflation Warning System)」で培った知見を基盤にしたソフトウェア技術だ。タイヤの回転によって発生する車輪速データと、車両に流れるCANデータ(車両制御情報)を解析することで、タイヤの空気圧や摩耗状態、荷重、路面状態、車輪脱落予兆などを検知する。

 今回フォワードに搭載された車輪脱落予兆検知は、走行中のホイールナットの緩みを検知するシステムである。異常検知時には警告表示とブザー音によってドライバーに注意を促す。従来の点検や経験を通じた検知に加え、走行中でもナットの緩みを検知できるようになるため、車輪脱落事故の未然防止に貢献することが期待される。

photo 車輪脱落予兆検知イメージ図[クリックで拡大] 出所:住友ゴム工業

 中型トラックは、地域配送や幹線輸送、建設/工事用途など幅広い分野で活用され、日常生活や経済活動を支える重要な輸送手段となっている。市街地や幹線道路などさまざまな道路環境を走行することから、車輪脱落事故が発生した場合には、歩行者や自転車利用者を含む第三者に重大な被害を及ぼす恐れがある。安全性向上への社会的要請が高まる中、事故防止には適切な日常点検や増し締めなど、以前からの基本的な点検/整備が重要とされる。

 一方で、ドライバーが走行中にホイールナットの緩みに気付くことは難しく、異常の兆候を早期に検知する技術が求められていた。住友ゴム工業は、車輪脱落予兆検知を中型トラック向けに提供することで、車両の異常兆候を早期に検知し、中型トラックのさらなる安全性向上と車輪脱落事故の未然防止に貢献する方針だ。

先進安全装備を備えるいすゞ自動車の中型トラック「フォワード」

 いすゞ自動車のフォワードは、物流現場の多様なニーズに応える幅広いラインアップを備えた中型トラックだ。優れた燃費性能による経済性や環境性能と、充実した先進安全装備により、安全/安心な物流を支えている。

photo いすゞ自動車のフォワード[クリックで拡大] 出所:いすゞ自動車

※本記事は制作段階で生成系AIを利用していますが文責は編集部に帰属します(ITmedia AI倫理ポリシー)。

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