放電精密加工研究所は、木質バイオマスや微細藻類などの未利用資源を意匠素材として活用するマテリアルブランド「ARINARU」の本格展開を開始した。素材の粒感や色、個体差などを特性として生かし、熱プレス成形やペレット式3Dプリントなど、素材に応じた工法でプロダクト化する。
放電精密加工研究所は2026年9月1日、木質バイオマスや微細藻類などの未利用資源を意匠素材として活用するマテリアルブランド「ARINARU(アリナル)」の本格展開を開始した。素材の開発、成形検討、試作、プロダクト設計、製造まで一貫して実施し、用途や空間に応じた共創開発を進める。
ARINARUは、廃棄物を再資源化するという発想にとどまらず、素材の個性や成り立ちを生かしながら、使われ続ける状態を目指すブランドだ。未利用資源やリサイクルプラスチックを活用した素材開発では、品質のばらつきや成形加工性、コスト負担、意匠性との両立などが課題となっていた。
同ブランドでは、素材を無理に均一化せず、粒感や色、流れ、個体差などを素材特性として捉え、価値へと転換する。また、素材ごとの特性を見極め、熱プレス成形やペレット式3Dプリントなど最適な工法を適用する。加工成立性やプロダクト化までを見据えた開発に取り組み、使われ続ける状態を前提とした実装型の循環モデルを提供する。
素材メーカーや成形メーカー、デザイナーなどとの連携体制を構築し、素材開発から成形、プロダクト化までを見据えた共創を推進している。ブランドの立ち上げにあたり導入するペレット式3Dプリンタについては、エス.ラボと連携する。
同ブランドでは今後、プランターや椅子、スツール、展示什器、ホテルアメニティーなど、素材由来の表情を生かした製品の展開を進める。企業や自治体、デザイナー、設計事務所などとの共創を通じて、素材の成り立ちを生かした新たな景観や空間、プロダクトの開発に取り組む。
IPA代替へ、UV硬化型3Dプリンタ向け水溶性洗浄剤 未硬化レジンの析出も抑制
写真1枚から作るペット3Dフィギュアが累計1万体、新ラインアップ追加
鉄道/自動車の補修部品に、ストラタシス製の難燃性3Dプリンタ材料を国内展開
ストラタシス、子ども向け3Dプリント義肢で連携拡大 認定中古3Dプリンタの寄贈も
セレンディクスがJA三井リースと業務提携、3Dプリンタ建築の量産販売を加速
硬質材や軟質材など3種類を同時使用、複雑な試作品を造形できる3DプリンタCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
メカ設計の記事ランキング