JFE製鉄所跡地、3000億円を投資し「次の100年」を担う巨大物流施設へ工場ニュース(2/2 ページ)

» 2026年08月28日 06時15分 公開
[安藤照乃MONOist]
前のページへ 1|2       

かつて海を埋め立て土地を作り……100年の歴史を持つ製鉄所の次の形

JFEホールディングスの岩山眞士氏 JFEホールディングスの岩山眞士氏

 扇島地区は、100年以上にわたり日本の産業発展を支えてきた歴史を持つ。2023年の高炉等製鉄設備の休止に伴い、JFEスチールと川崎市は2024年ごろから同エリアの土地用途に関する検討を開始し、方向性が見えた段階で日本GLPに打診した。その後1年にわたって協議を重ね、JFEスチールと日本GLPが2026年8月5日に土地売買契約と連携協定を締結した。

 JFEホールディングス 専務執行役員の岩山眞士氏は、「かつて海を埋め立てて土地を作り、その上に製鉄所を作った。これからは、その土地に次の100年を支える新たな産業基盤を作る。それが当社が進めるOHGISHIMA2050だ」と語る。

OHGISHIMA2050の完成イメージパース OHGISHIMA2050の完成イメージパース[クリックで拡大] 出所:JFEホールディングス
扇島地区航空写真 扇島地区航空写真[クリックで拡大] 出所:日本GLP
OHGISHIMA20502050が目指す姿 OHGISHIMA2050が目指す姿[クリックで拡大] 出所:JFEホールディングス

 今回開発の対象となる土地は、以前は海外から原料を運び込んで使用していた旧原料ヤードのエリアに該当する。休止した高炉が存在するエリアとは異なり、高炉そのものは今後別途解体する予定だという。

 開発対象のエリアでは、2026年6月から解体工事や雨水管などの整備を開始した。今後はJFEスチールが既存設備の解体撤去や基盤整備を進め、2028年3月末までに日本GLPへ土地を引き渡す予定だ。これを受けて日本GLPは物流施設の整備を進め、2030年7月までに物流施設の一部を先行稼働させる予定だ。なお、今回の土地売却によって得た資金は、これらの解体作業や基盤整備に活用していく方針である。

⇒その他の「工場ニュース」の記事はこちら

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR
スポンサーからのお知らせPR
Pickup ContentsPR
Special SitePR
あなたにおすすめの記事PR