環境が整ったところで、いよいよ操作の話です。今回は、「テーブル作成」「データの挿入/抽出」まで、SQLiteを使って操作します。
まず、ワインの商品データとして表1のデータを作成します。
| 項目名 | 説明 |
|---|---|
| ID | 商品を一意に識別する番号(主キー) |
| 商品名 | 商品の名称 |
| ビンテージ | ワインの生産年のこと |
| 価格 | 販売価格 |
| 在庫数 | 在庫 |
| 表1 商品データ | |
IDは、一意(重複なし)となるような番号で、商品名、ビンテージ、価格、在庫数の一連の商品データとなっています。
SQLを実行する前に、「テーブル」「レコード」「カラム」の概念を知っておくとよいでしょう(図1)。
図1の青枠を「テーブル」、赤枠を「レコード」、緑枠を「カラム」と言います。それぞれの詳細を下記で説明します。
テーブルとは、データを蓄積する箱のようなものです。例えば、Excelでワインショップのデータを管理しようとすると、「商品一覧シート」「顧客一覧シート」「注文一覧シート」のように、大きな単位に分けますね。このExcelにおける1シートに相当するのが、テーブルです。
また、テーブルでは、それぞれの「商品名」「価格」といった項目名と、データの型を決めます。
テーブルの中に保存した1行分のデータです。図のように、シャトーマルゴーやミラヴァルといった具体的なワインの情報が1行ずつ積み重なって入っていることが分かりますね。
テーブル内のデータの縦の並びのことです。商品名や価格といったデータの項目を表しており、SQLでデータを抽出する際に、「価格だけを見たい」というように特定の列を指定することも多くあります。
データベースを起動します。
cd 任意のフォルダパス
sqlite3 EC_Database.db
コマンドを実行すると、フォルダ内に「EC_Database.db」というデータベースファイルが作成でき、SQLiteと対話モードが起動します。
データを保存するためには、まず、どのような構造のテーブルが必要か決める必要があります。この設計図がCREATE文です(図2)。
ここでは、商品情報を管理するためのProductテーブルを作成します。SQLiteから下記のコマンドを入力してください。
CREATE TABLE Product ( id INTEGER PRIMARY KEY, name TEXT, vintage INTEGER, price INTEGER, stock INTEGER );
実行後、エラーが出なければ、Productというテーブルの作成完了です。なお、まだテーブルを作っただけなので、テーブルの中身は空っぽの状態になります。
CREATE文は、下記を実行します。
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