生成AI実装が「検証の先」に進まない理由は何か製造マネジメント メルマガ 編集後記

PwC Japanグループのレポートです。

» 2024年10月28日 12時00分 公開
[池谷翼MONOist]

 この記事は、2024年10月7日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


 日本企業の生成AI(人工知能)活用に対する動き出しは、世界的に見ても早かった。しかし現在、推進度合いのステータスで、日本は米国に「追い抜かれた」ようだ――。先日、PwC Japanグループが生成AI(人工知能)活用の実態調査に関するレポートでこのように指摘しました。

 念のため補足すると、これは日本企業全体の傾向に関する調査です。もし製造業に限ったグローバル比較調査のようなものがあれば、違った実態が見えてくるかもしれません。また、そもそも日本の生成AIの活用度合いを、米国基準で「追い付いた」「追い抜かれた」と語ることにどれだけの意味があるかなど、さまざまな角度で考察してみる必要はありそうです。

 その上で、筆者がこのレポートで注目した内容をピックアップして紹介したいと思います。これらは生成AIに限らず、製造業が新規技術を製品/サービスや業務に導入、実装していく上で重要な示唆を与えてくれているように見受けられます。

日本企業で遅れるリスク対策

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