Salesforceは、AIを活用してフィールドサービスの業務を効率化する「Einstein 1 Field Service Edition」パッケージを発表した。パッケージには生成AIアシスタント「Einstein Copilot」ベータ版も含まれている。
Salesforceは2024年3月13日(現地時間)、AI(人工知能)を活用してフィールドサービスの業務を効率化する「Einstein 1 Field Service Edition」パッケージを発表した。現場のリアルタイムなデータやAIを活用して技術者の生産性向上を支援し、同社が提供するフィールドサービス機能を最大限活用できるようにした。
同製品には、CRM向け生成AIアシスタント「Einstein Copilot」のベータ版が含まれる。これにより、現場で技術者をサポートし、タスクを自動化する。例えば「Data Cloud」により全データを統合し、AIと自動化技術を活用すれば、必要なアクションを自動で行えるようになる。製造業では、温度や圧力、振動、油圧などの機器類のリアルタイムデータを収集し、故障の予兆を検知した場合はアラートを発出して、故障防止につなげることが可能だ。
また、「Appointment Assistant」では、顧客が自らアポイントメントのスケジュールを調整したり、技術者の位置情報を確認して連絡を取ることも可能だ。さらに「Visual Remote Assistant」では、技術者が遠隔地にいても、動画で顧客と状況を共有できる。
生成AIを前提に通信網やデバイスが変化していく MWC 2024レポート(前編)
繰り返し注文の実績を販売計画と連携、ヒロセ電機が製造特化基盤を導入した理由
データ分析は「セルフサービス」で、住友ゴム工業がBI導入で目指す文化づくり
見積もり時間をゼロに 部品の納期と金額を即時算定するミスミの新システム
個社を超えた産業界全体の革新を データエコシステム構築が必要とされる理由
製造業も強い関心 NTTが独自LLM「tsuzumi」のソリューションサービス提供開始Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
製造マネジメントの記事ランキング
コーナーリンク