Qt Groupは、Infineon TechnologiesのMCU向けに効率的で高性能なグラフィックスフレームワークを提供する。これによりInfineon TechnologiesのMCUは、メモリ使用効率が最大5倍、起動速度が2倍に向上する。
Qt Groupは2024年3月25日、Infineon Technologiesのマイクロコントローラー(MCU)向けに効率的で高性能なグラフィックスフレームワークを提供すると発表した。
Qt Groupのグラフィックスフレームワークは、GUI開発者向けのツールキットとともに、Infineon Technologiesのグラフィックス対応MCU「TRAVEO T2G Cluster」内に搭載される。
Infineon TechnologiesのMCUにQtのグラフィックスソリューションを直接組み込むことで、メモリ使用効率と起動速度が、業界平均と比べてそれぞれ最大5倍、2倍に向上する。また、設計から生産までの市場投入期間を最大50%短縮できる。
最新のMCUは、グラフィックス機能を豊富に備えたスタンドアロン型コンピュータだ。このようなMCUは、起動時間の速さやフットプリントの小型化、費用対効果の高いリアルタイム処理を必要とする、さまざまなアプリケーションで採用が増加しているという。
Infineon TechnologiesのTRAVEO T2G MCUは、自動車や産業機器、医療機器などの用途に広く対応しており、TRAVEO T2G Clusterファミリーにより、高フレームレートでフルHDの解像度のGUIを開発できる。
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