豆蔵は、低価格で導入できる、レーザー溶接ロボットシステムのローエンドモデル「MzLaserRobot-Ha」を発表した。自動ティーチング位置補正機能を採用しており、補正作業を自動化した。
豆蔵は2024年2月22日、レーザー溶接ロボットシステムのローエンドモデル「MzLaserRobot-Ha」を発表した。同月より販売を開始予定で、低価格で導入できる。
レーザー溶接機はPentaLaser製「HW2000」を採用し、2kWのファイバーレーザーにより、板厚0.5〜5mmの鉄やステンレス、アルミに対応する。溶接幅が狭く、溶接深さが深くて強度が強い、きれいな溶接が可能だ。
ロボットは、安川電機の「MOTOMAN AR900」を搭載。リーチは927mm、可搬重量は7kgで、溶接速度に応じたレーザーパワー制御を備える。
ワンタッチ脱着のハンドガンを備え、手動での仮溶接とロボットによる自動溶接を容易に切り替えられる。同社の自動ティーチング位置補正機能を採用しており、補正作業を自動化。カメラの画像処理技術でリピートワークの位置ズレを計算し、ロボットで位置を自動補正する。
同社はこれまで、ハイエンドモデル「Mz LaserRobot-SI」、エントリーモデル「Mz LaserRobot-Ent」を提供してきた。これらにローエンドモデルが加わることで、ユーザーの製品や予算、レイアウトなどに応じて選択可能になるとしている。
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