ソニーセミコンダクタソリューションズは、エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」において、小売や物流業界のパートナーと連携したソリューションを拡充した。
ソニーセミコンダクタソリューションズは2023年12月12日、エッジAI(人工知能)センシングプラットフォーム「AITRIOS」において、小売や物流業界のパートナーと連携したソリューションを拡充したと発表した。2024年1月14〜16日に米国ニューヨーク州で開催するリテールカンファレンス「NRF 2024 Retail's Big Show」に、ソリューションの一部を出展する。
AITRIOSは、実店舗の状況をデジタルで可視化、把握でき、AIによる解析結果を提供する。これにより、棚上在庫や棚割の管理、工数不足、販売方法、店舗運営の最適化などの課題解決を支援する。
また、大規模にソリューションを展開する際に必要となる開発環境やツール、機能を提供し、プライバシーに配慮しながら導入コストや煩雑さを低減する。さらに、市場投入までの時間と投資収益率(ROI)の改善にも貢献する。
同社は、小売や物流業界においてビジョンを活用したエッジAIの普及を目指し、多数のパートナー企業との連携を進め、製品の製造から購入までのプロセスにおける課題解決に取り組んでいる。ローソンでは、AITRIOSを活用した棚検知ソリューションにより、販売の機会損失や従業員による売り場のモニタリング工数を削減している。NECはAITRIOSを活用して、倉庫の空き棚スペースをエッジAIで可視化し、出荷ピッキングの動線短縮を目指す実証試験に取り組んでいる。
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