パナソニック くらしアプライアンス社は、エアコン室外機の解体作業を自動化する「廃家電自動解体システム」を開発した。室外機の解体工程で最も時間がかかる、カバーからコンプレッサー外しまでの工程を自動化する。
パナソニック くらしアプライアンス社は2023年11月16日、エアコン室外機の解体作業を自動化する「廃家電自動解体システム」を開発したと発表した。
同システムは、パナソニック プロダクションエンジニアリングと平林金属の協力を得て開発した。エアコン室外機の解体工程で最も時間がかかる、カバーからコンプレッサー外しまでの工程を自動化する。同社によると、家電製品のリサイクルで、投入から部品ごとの解体までを一貫処理するシステムは業界初となる。
室外機の底板と背面を高い強度で保持する、独自の機構を採用開発し、これにより、ロボットアームで部品を挟んで解体できるようになった。メーカーや生産年が異なる製品でも、部品ごとに分けて解体できるのも特徴だ。
また、独自のユーザーインタフェースにより、ロボットアームの操作が容易になった。引き剥がしの際の複雑な動作をパータン化することで、解体工程の自動化を可能にした。
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