モリリンは、デジタル研究チーム「M3 LABO」を発足した。3D CADや3Dアバターをアパレルの企画、生産に活用し、商品開発の効率化や適正化によってDXを推進する。
モリリンは2023年3月29日、デジタル研究チーム「M3 LABO(エムスリーラボ)」の発足を発表した。3D CADと3Dアバターを活用し、デジタルデータに基づいた企画、生産、素材、販売促進について総合的に提案するとともに、ユーザーに支持される商品の開発と、環境にも配慮した商品の開発を目指す。
M3 LABOでは、「多様な活用方法の提案(Matching)」「素材の提案(Material)」「動作の検証(Motion)」を提供する。
多様な活用方法の提案では、日常生活やスポーツの動作検証、生産時のサンプルやタイムロスの削減、動作やシーンに合わせた商品開発など、ブランドやターゲットに合わせたマッチングによる活用方法を提案する。
素材の提案では、商品を3D CADで開発する場合に、データに基づいたオリジナル素材の開発、適切な素材を提案。工場との素材データのやりとりにも対応する。
動作の検証では、着圧検証により、体型に合わせたパターン修正に対応。体型アバター(デジタル着用モデル)は、平均体型データの活用に加え、ブランドオリジナルアバターを開発できる。
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