シェフラーは2022年9月5日、再生可能エネルギー大手のStatkraft Marketsと長期の電力購入契約を締結したと発表した。2023年以降、Statkraft Marketsから太陽光発電による電力の供給を受ける。供給量はシェフラーがドイツで使用する総電力量の11%(シェフラーの本部工場で1年間に使用する電力量)に相当する。
シェフラーは2022年9月5日、再生可能エネルギー大手のStatkraft Marketsと長期の電力購入契約を締結したと発表した。
2023年以降、Statkraft Marketsから太陽光発電による電力の供給を受ける。供給量はシェフラーがドイツで使用する総電力量の11%(シェフラーの本部工場で1年間に使用する電力量)に相当する。
シェフラーは2030年までに自社の生産拠点でスコープ1およびスコープ2の気候中立の達成を目指している。2025年までに、生産に伴うCO2排出量の4分の3を抑制する他、年間で47GWhの節電達成を目指す。2020年以降はドイツの全ての生産拠点で、2021年以降はEU域内の全生産拠点で使用する電力の100%を再生可能エネルギー由来とした。2024年までに再生可能エネルギー由来の電力の導入をグローバルの全拠点に拡大する。
Statkraft Marketsのシニアバイスプレジデントであるカーステン・ポッピンガ氏は「電力価格が高騰しており、非常に価格が不安定な時代において、グリーン電力購入契約の締結は、従来の電力購入契約に代わるリスク回避策となる」とコメントした。
シェフラー COOのアンドレアス・シック氏は「今回の電力購入契約の締結は、サステナビリティ分野における当社の包括的アプローチを示すものであり、これによって計算可能な価格でドイツの自社工場で使用する再生可能エネルギー由来の電力を確保できた」と述べている。
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