マスカスタマイゼーションの成功には優れたUXが必要だ：メカ設計メルマガ 編集後記

とても新鮮で、興味深い購買体験でした！

[八木沢篤，MONOist]

この記事は、2022年8月23日発行の「メカ設計 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。

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　コロナ禍になってから飼い始めた愛犬の「みかん」（柴犬、メス）が2歳になりました。毎朝の散歩は筆者の仕事としてすっかり定着し、早寝早起きが当たり前の日々を過ごしています。早朝の散歩コースは近所の公園です。調整池としての機能を備えた広大な芝生、すり鉢状の形状を生かした周回コースと、犬の散歩のためにあるかのような公園内を毎朝1〜2時間ほどかけて散歩しています。

　そんな生活を送っていることもあって、みかんを迎え入れた直後に散歩用に購入したスニーカーもすっかりクタクタとなり、靴底もボロボロ状態……。これでは芝生の朝露を防ぎ切れないため、思い切って散歩用スニーカーを新調することにしました。

※画像はイメージです

　たかが散歩されど散歩……ということで、せっかく新調するのであればお気に入りのデザインのスニーカーにしようと考え、いろいろと物色してみたのですがどうもしっくりとくるものが見つかりません。どこかで妥協してもよかったのかもしれませんが、毎日履くものなので、多少高くても気に入ったものを！　という思いが日に日に強くなっていきました。

　いつものようにスマホでスニーカー探しをしていたある日、妻が「スニーカーを自分でデザインしたら？」と言ってきました。話をよく聞いてみると、スポーツ用品ブランドのナイキが自分仕様のカスタマイズシューズを作れるサービスを展開しているというのです。

マスカスタマイゼーションの成功には優れたUXが必要だ