NEC、電子機器のODMやEMS事業を展開する子会社の全株式をメイコーに譲渡:製造マネジメントニュース
NECは、同社の100%出資子会社NECエンベデッドプロダクツについて、全株式をメイコーへ譲渡すると発表した。
NECは2022年7月28日、NECエンベデッドプロダクツの全株式をメイコーへ譲渡すると発表した。
NECエンベデッドプロダクツはNECの100%出資子会社で、電気、電子機器の開発製造受託サービス(ODM)事業および製造受託サービス(EMS)事業を行っている。2001年の創立以来、車載向けCOMSセンサーカメラモジュールや産業機器向け液晶タッチデバイスなどを受託。開発から製造まで一貫して請け負っている。
メイコーは、プリント基板の設計製造、販売をしており、ODM、EMS事業を世界規模で展開する。NECは「2025中期経営計画」における事業ポートフォリオ見直しの中で、NECエンベデッドプロダクツに関しては、メイコーのもとで、中長期的な事業成長を目指す方針とした。株式の譲渡時期は2022年9月末を予定している。
なお、現在販売しているNECブランドのドットインパクトプリンタ、ラベルプリンタは、NECエンベデッドプロダクツが引き続き製造し、NECブランド製品として販売する。
⇒その他の「製造マネジメントニュース」の記事はこちら
- NEC、新会社「NECエンベデッドプロダクツ」を発足
NECは2011年7月1日付けで、旧・NECパーソナルプロダクツが手掛けてきたストレージ事業、プリンタ事業、組み込み機器開発製造事業を継続する新会社「NECエンベデッドプロダクツ」を発足した。
- NECの技術はシリコンバレーで花開く、シーズから起業を狙う「NEC X」
NECは2021年5月18日、NECの先端技術を中核とする新事業創出を目的に設立したNEC Xの説明会を開催した。NEC Xはシリコンバレーの起業家や投資家のエコシステムを活用することで、これまでに3社の事業化に成功している。説明会ではNEC Xと米国トップアクセラレーターであるAlchemist Acceleratorとのパートナーシップ連携についても発表した。
- NECとAWSが5Gサービス領域での連携を強化
NECは2021年9月27日、企業向け5Gサービス領域において、AWSとのクラウド/エッジ分野での連携を強化すると発表した。NECのローカル5GソリューションにAWSのクラウド/エッジサービスを組み合わせたオファリングメニューなどの開発を進める。
- なぜNECは「製造業×IoT」に全力を振り切れたのか
IoTがもたらす革新は、製造業にどういう影響をもたらすのだろうか。ITベンダーでありながら製造業としての立場を持つNECはその強みを生かして早くから製造業のIoT活用を支援する「NEC Industrial IoT」を推進してきた。同活動を推進するNEC 執行役員 松下裕氏に話を聞いた。
- NECがマイクロソフトとの戦略的パートナーシップを拡大
NECとマイクロソフトは、戦略的パートナーシップを拡大する契約を締結した。複数年にわたる新たなパートナーシップにより、ユーザーのクラウド導入やDX加速、事業成長を支援する。
- ブロックチェーンで安全なIoTシステムを実現、NECがセキュリティサービス開発
NECはブロックチェーン技術で真正性を確保したエッジデバイス「NEC AI Accelerator」などを用いてセキュアなIoTシステム構築を実現するセキュリティサービスを発売する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.