NECとマイクロソフトは、戦略的パートナーシップを拡大する契約を締結した。複数年にわたる新たなパートナーシップにより、ユーザーのクラウド導入やDX加速、事業成長を支援する。
NECは2021年7月13日、マイクロソフトとの40年以上の協業を基に、戦略的パートナーシップを拡大する契約を締結したと発表した。複数年にわたる新たなパートナーシップにより、ユーザーのクラウド導入やDX(デジタルトランスフォーメーション)加速、事業成長を支援する。
今回の協業により、NECは同社が利用するクラウドプラットフォームとして、マイクロソフトの「Azure」を優先的に採用する。NECのユーザーに対して、Azureをベースにソリューションを提供していく。
また、NECのオンプレミスで構築したIT環境をAzureへ移行し、「Azure Virtual Desktop」やその他のAzureサービスを、同社グループの約11万人の従業員に展開する。既存の「Microsoft 365プラットフォーム」を活用してこの取り組みを進め、セキュアで持続的な環境を構築する。
さらに、マイクロソフトのインテリジェントエッジソリューションやNECのローカル5Gネットワーク技術などを使って、各業種のDXを共同で支援する。Azureに加え、両社のAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)に関する技術、知見を組み合わせた先進的なソリューションを提供し、顧客体験の強化や店舗運用におけるセキュアな環境、保守に貢献していく。
両社は今後、これらのソリューション提供のため、NECグループ内でマイクロソフト技術に特化した人材を倍増させるとしている。
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