サービスロボットの多くはロボット個体が移動をしながらサービスを提供するものがほとんどだ。物理的な区切りがなく障害物の少ない1つの空間での稼働する場合、ロボットを稼働する上で障壁となる要素は少ない。しかし、物理的に区分けされた複数の区画をまたいでロボットを稼働させる場合は、区画を越える際の手段を用意する必要があり、該当施設のフィジカルセキュリティ管理システムとの連携が必須となる。
そして、トレーサビリティーの観点から人の動線と同様にロボットの動線についても映像データを用いた証跡を残すことが望ましい。各施設に設置されている監視カメラを利用し必要な情報を集積しておくことで、有事が発生した際にはそのデータを有効に活用できる。
それぞれのポイントでのフィジカルセキュリティの仕組みとしては以下のようなものが考えられる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.