大きなトラブルがあったからこそ備えのきっかけに、テレホンカードやサブ回線オートモーティブメルマガ 編集後記

何事も絶対はないのですね。

» 2022年07月06日 12時00分 公開
[齊藤由希MONOist]

 この記事は、2022年7月6日発行の「オートモーティブ メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。


大きなトラブルがあったからこそ備えのきっかけに、テレホンカードやサブ回線

 86時間という、長時間にわたる通信障害が解消しました。KDDIのau携帯電話サービスの障害です。7月2日(土曜日)の午前1時半に障害が発生し、5日(火曜日)の15時半に完全に復旧しました。

 auだけでなく、UQ mobile携帯電話、povo、au回線利用事業者の通信、ホームプラス電話、ホーム電話、auフェムトセル、SMS送受信などが利用できなくなったため、何らかの影響を受けたという人が多かったのではないでしょうか。電話がかけられない、Wi-Fiなしにスマートフォンが使えないというだけでなく、金融機関のATMや貨物列車の運行、アメダス(地域気象観測システム)などにも影響が及んだと報じられています。

 個人の立場で見ると、必要なときに連絡する手段がなくなるのは非常に怖いことだと感じました。電話が使えなくて仕事ができないという人の多さに比べれば、110番や119番への通報ができないとか、家族や親しい人の危機を知ることができないといった状況が発生するのはレアケースかもしれません。しかし、どちらも経験があるので、それを思い返して不安な気持ちになってしまいます。

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