アクセンチュアは、ディアイスクエアの製造業界向けPLM、ALMシステム導入コンサルティング事業を取得した。同事業および関連ノウハウ、顧客基盤を引き継ぐほか、約70人の人材をアクセンチュアのインダストリーXグループに迎え入れる。
アクセンチュアは2021年6月15日、ディアイスクエアから、製造業界向けの製品ライフサイクル管理(PLM)とアプリケーションライフサイクル管理(ALM)システムの導入コンサルティング事業を取得したことを発表した。
ディアイスクエアは、製造業向けのコンサルティングサービスなどを提供する企業。同社が手掛ける事業のうち、PLM、ALMコンサルティングサービスを行う製造サービス事業部をアクセンチュアへ譲渡する。
アクセンチュアは今回の事業譲渡により、同事業および関連ノウハウ、顧客基盤を引き継ぐ。また、同事業に携わる約70人の人材をアクセンチュアのインダストリーXグループに迎え入れる。
インダストリーXグループでは、製品企画から設計、生産、保守まで、製造業のデジタル化をワンストップで支援している。ディアイスクエアからの企業継承や人材受け入れにより、スマート化およびコネクテッド化が進むユーザーの製品とオペレーションのデジタル化に対するサービス提供体制を強化する。
自動運転やコネクテッドカーなど、新たな価値や機能が付加された自動車のソフトウェアでは、異なる領域にまたがる制御が求められ、複雑化、高度化が進んでいる。今回の合意により、ディアイスクエアの事業とアクセンチュアのAI(人工知能)などの先端技術を組み合わせることで、製造業の開発生産性の向上や製品開発力の強化に貢献するとしている。
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