ロックウェル・オートメーションとアクセンチュアが、デジタル製品の開発で協業する。産業界のコネクテッドエンタープライズ変革を支援するため、両社の専門知識を活用してサプライチェーンを最適化する新しい機能を提供する。
ロックウェル・オートメーションとアクセンチュアは2019年11月19日、デジタル製品の開発で協力すると発表した。
アクセンチュアは、デジタルによって価値を創出するというコンセプト「インダストリーX.0」を掲げている。このコンセプトを踏まえつつ、両社は産業界の顧客が既存の製造ソリューションを超えてコネクテッドエンタープライズ全体を変革することを支援する。
両社はそれぞれの専門知識を活用し、産業サプライチェーンを最適化する新しい機能を提供する。単一の信頼できるデジタルソリューションプロバイダーとなることで、顧客が産業用IoT(モノのインターネット)をより効果的に活用し、その成果をはっきりと分かる形で得られるようにする。
両社は産業バリューチェーンに沿って価値を生み出すソリューションの共同開発を始めている。既に、サプライヤーコストを最適化し製品の正確な動きを捉えることに成功。これに加え、成長を追求する企業にとって特に重要となる2つの投資分野を向上させるサプライチェーン管理のプロトタイプを開発している。
ロックウェル・オートメーションは、産業用IoTソフトウェア「FactoryTalk InnovationSuite」をはじめとする産業オートメーション技術、ネットワークサービスやセキュリティ技術、アプリケーション開発などを提供する。
アクセンチュアはコンサルティング、分析、システム統合、変更管理、サポートなど、エンタープライズに関わる技術、機能を提供する。
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