シーエーシーは、HMSインダストリアルネットワークスとIoT(モノのインターネット)分野でパートナーシップ契約を締結した。今後、HMSの製品を取り扱うとともに、同社製品を活用した製造業向けIoTソリューションやサービスを国内で展開する。
シーエーシー(CAC)は2019年8月22日、HMSインダストリアルネットワークス(HMS)とIoT(モノのインターネット)分野でパートナーシップ契約を締結したと発表した。
HMSは、製造機器や制御機器の監視、制御などを可能にする産業用通信「Anybus」「Ixxat」「Ewon」や、産業用IoT(IIoT)向け製品をグローバルに展開している。提携によりCACは今後、HMSの販売代理店として同社製品を取り扱うとともに、同社製品を活用した製造業向けIoTソリューションやサービスを国内で展開する。
技能人材不足が深刻化する中、これまでの熟練者の経験に依存した製造現場の維持が困難になることが予想され、それをデジタルテクノロジーで補うスマートファクトリー化へのニーズが高まっている。具体的には、製造、制御機器などから得たデータによる定量的、客観的な稼働状況の把握と問題分析、複数、多拠点における製造ラインのリモート監視および制御など、少ない労働力で生産量を維持することが求められている。
CACは、HMSとの連携のほか、Amazon Web Servicesなどのクラウドソリューションの活用、AI(人工知能)開発および導入技術の取得、新たなパートナーとの提携などを通じて、スマートファクトリー化に貢献するIoTソリューションを展開する構えだ
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