マイクロソフト(Microsoft)は、エッジデバイスでの「Azure AI」の利用を容易にする、ハードウェアおよびサービスプラットフォーム「Azure Percept」のパブリックプレビューを発表した。
マイクロソフト(Microsoft)は2021年3月2日(現地時間)、エッジデバイスでの「Azure AI」の利用を容易にする、ハードウェアおよびサービスプラットフォーム「Azure Percept」のパブリックプレビューを発表した。
Azure Perceptには、インテリジェントカメラ「Azure Percept Vision」や開発キットが含まれる。また、開発や訓練、概念実証の展開など、AIモデル開発で必要となるワークフローをガイドする「Azure Percept Studio」も提供。これによりエンジニアは、組み込みシステムやデータサイエンスに関する高度なスキルがなくても開発を進められる。
開発キットのハードウェアは80/20 T-スロットフレームに対応しており、小売店舗や工場などの既存施設でも、認証済みデバイスによる概念実証を容易に実施できる。さらに、Azure Percept Visionや「Azure Percept Audio」(別売り)は、ハードウェアアクセラレーションを備えた組み込みAIモジュールを内蔵するため、インターネットに接続していない時でも音声認識や画像認識機能を利用できる。
開発キットで概念実証のプロジェクトを実施する場合には、「Azure AI Cognitive Services」と「Azure Machine Learning」モデル、オープンソースコミュニティーが開発したエッジで実行されるAIモデルにアクセスができる。
同社は今後、数カ月間にわたって、Azure Perceptに認定済みのサードパーティーデバイス数の拡大を図る。
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