次に、LuxCoreRenderを試してみたら、こちらは一応動作した。
手順は、プロジェクトファイルのアイコン(図20)が違うだけで、その先の操作はPOV-Rayとほぼ同じだ。モデルツリー上にできる要素名は「LuxProject」となり、実行する際はPOV-Rayのようにファイル名の指定はいらない。
青い球のアイコンでレンダリングを実行すると、ウィンドウが立ち上がり、すぐにノイジーなレンダリング画像が表示された(図22)。
レンダリングの画面上部に、小さな文字のメニューが並んでいる。クリックしてみるとサブメニューが表示される。メニュー[Rendaring]の中に、[Export]や[Save rendering]などがある。
デフォルト設定のまま、数秒で処理が完了した画像が図24だ。窓のサッシらしきもののそばに、筆者が作ったモデルが置かれている。この風景は、デフォルトで設定されているテンプレートのようだ。フィレットは形状を認識していないようだが、縁取りのような画像に置き換えられている。モデルの色を透過させ、もう一度試してみたが、やはりそれも反映されないようだ。
[Engine」のメニューから処理の種類と精度が選べる。名前からして、CPUレンダリングのようだ。筆者が使用する貧弱なノートPCでは、処理中にファンがよく回っていたが、3D CADでガッツリと作業できるワークステーションなどであれば、もっと快適に利用できることだろう。ちなみに、デフォルトは[BIDIRCPU]で、どうやら横の数字は精度を示しているようだ。
試しに[LIGHTCPU]に切り替えてみると、暗闇で撮影した写真のような画像を出力できた(図26)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.