ネクストミーツは、3Dプリンタを使った代替肉の開発実験を開始した。プラントベースミート(植物肉)で畜産食肉を再現し、3Dプリンタで成形、量産する。代替肉の普及により、地球温暖化の原因の1つといわれる過剰な畜産を抑制するのが狙いだ。
ネクストミーツは2020年11月2日、3Dプリンタを使った代替肉の開発実験を同年10月から開始したと発表した。
同社では、おいしくて安全な代替肉の開発が進み、普及すれば、地球温暖化の原因の1つともいわれる過剰な畜産の抑制につながると考えている。
そこで同社は、3Dプリンタを使った代替肉の開発実験を開始。ステーキなどの肉をプラントベースミート(植物肉)で再現し、3Dプリンタで成形、量産する。その代替肉を、2021年中をめどに高級レストランで提供できるよう、開発を進める。
畜産によるCO2排出を限りなくゼロに近づけるため、同社は2050年には全ての畜産食肉を代替肉へ置き換えることを目標にしている。そして、代替肉への置き換えの取り組みを世間に広めることで、地球温暖化(気候変動)に対する関心を高めたいとしている。
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