3D Printing Corporationは、CFRPの3Dプリントサービス「3dpc.parts」の提供を開始した。1m以上の大きなサイズのパーツを出力でき、従来の製造法とほぼ同等の強度を備える。
3D Printing Corporationは2020年3月2日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に特化した3Dプリントサービス「3dpc.parts」の提供を開始した。旭化成と協働し、3Dプリントによる製造プロセスを利用してCFRPの製造を受託する。
3dpc.partsは、新しい3Dプリンタや関連機器を活用した製造プロセスによるCFRPの3Dプリンティング受託サービス。CFRPはプラスチックを炭素繊維で強化した材料で、金属材料よりも軽量で機械特性に優れる。高性能ながら、扱いの難しさやパーツ製造にかかる費用の高さなどから、これまで産業へ十分に取り入れられてこなかった。
同サービスでは、1m以上の大きなサイズのパーツを出力でき、従来の製造法とほぼ同等の強度を備える。出力したパーツの製造は、同社の3Dプリントによる量産モデル工場「SE3D 1(シード・ワン)」が担う。パーツ製造の発注は、Webポータル「3dpc.parts」、またはEメールアドレス「info@3dpc.parts」から直接依頼できる。
従来の製造法では難しかったCFRP製パーツを3Dプリンタで出力できるようになり、新たに重工業、土木業、航空宇宙業界、高性能スポーツ器具業界、ドローン業界などでの活用が期待される。
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