日本オープンイノベーション大賞で「知能ロボットコントローラ」が内閣総理大臣賞:製造マネジメントニュース
内閣府は、国内のオープンイノベーションの模範的なプロジェクトを表彰する、「第2回日本オープンイノベーション大賞」の受賞者を発表した。内閣総理大臣賞は、MUJINらの「汎用的『知能ロボットコントローラ』の開発」が受賞した。
内閣府は2020年2月14日、国内のオープンイノベーションの模範的なプロジェクトを表彰する、「第2回日本オープンイノベーション大賞」の受賞者を発表した。
同賞は、今後のロールモデルとして期待される、先導性や独創性の高い取り組みに対して与えられる。オープンイノベーションの取り組みとして模範となるもの、社会インパクトが大きいもの、持続可能性のあるものについて、分野ごとに大臣賞や経済団体、学術団体の会長賞を表彰する。各賞の中で、最も優れたものに対しては、内閣総理大臣賞が授与される。
第2回となる今回、内閣総理大臣賞を獲得したのは、MUJIN、川崎重工、不二越、三菱電機、安川電機が参画した「汎用的『知能ロボットコントローラ』の開発」だ。MUJINが大手ロボットメーカー8社を巻き込み、これまで個別にソフトウェアプラットフォームを展開してきた産業用ロボット業界において、異なるメーカーのロボットを直接制御できる「知能ロボットコントローラ」(MUJINコントローラ)を開発。ロボット市場拡大に貢献したことが評価を受けた。
他に、AI(人工知能)を使って高精度かつ安価に食品の原料検査ができる「AI良品学習型検査装置」(農林水産大臣賞)や、荷主とフリーランス軽貨物ドライバーをマッチングするプラットフォームを活用した軽貨物の当日緊急配送サービス(国土交通大臣賞)、iPS細胞を応用した血小板の安定供給技術(科技担当大臣賞)などが各賞を受賞した。
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