ファーストリテイリングは2019年11月13日、サプライチェーン改革をグローバルで進める戦略的パートナーとして新たにMUJINとフランスのExoec Solutionsと提携することを発表した。
「お客さまがほしいものがいつもある」――。この商売の原理原則を実現するために全社を挙げて自社の変革に取り組んでいるのが、ユニクロなどを展開するファーストリテイリングである。
ファーストリテイリングは2019年11月13日、サプライチェーン改革をグローバルで進める戦略的パートナーとして新たにMUJINとフランスのExoec Solutionsと提携することを発表した。同社は2018年10月にサプライチェーン領域での戦略的協業先としてダイフクとの提携を行っているが、ダイフクに加え新たに2社を加えることで「倉庫の全自動化」実現を加速させる考えである。
ファーストリテイリングでは、2016年から「有明プロジェクト」としてサプライチェーン改革に着手した。その後2018年10月にはダイフクとの提携を発表し倉庫の全自動化を目指すことを発表(※)するなど、さまざまな取り組みを進めている。
(※)関連記事:物流崩壊から2年、ユニクロが全自動倉庫に取り組む理由(前編)
今回はこのダイフクとの協業に加え、新たに倉庫の全自動化を推進する企業として、産業用ロボットの知能化コントローラーを展開するMUJINと、倉庫自動化ソリューションを展開するフランスのExoec Solutionsの2社と新たにグローバルで戦略的提携を行うことを発表した。
ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長の柳井正氏は「世界で最も進んだ情報製造小売業を目指す中で、サプライチェーンを一元的につなぐ取り組みを進めている。そのために1年前のダイフクに加え今回新たに2社との提携を決めた。倉庫の全自動化を加速させたい」と新たな提携の意図について述べている。
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