前回も述べましたように、アーキテクチャ面では、Bulk NvData Manager(BndM、Non-Volatile Data Handling Enhancements関連)やBasic Software Multicore Library(Bmc、BSW Multicore Distribution関連)という2つのBSWモジュールが追加されました。また、R4.4.0時点ですでにobsolete扱いとなっていたLIN Network Management(LinNm)が削除されています。なお、同様にobsoleteになっていたCP RS Featuresは今回削除されませんでした(いずれにしても、FO RS Mainや他のRS/SRSにその役割は引き継がれ、いずれ廃止されるはずです)。
以下の表1〜5に、BSWモジュールなどのIDと略称、そして、R4.0.1以降の改廃履歴を一覧にしてみました(ヘッダファイルなどもIDと略称が設定されています)。廃止されたものなどもありますが、その数114個です。ちなみに、BSW仕様書を中心とするCP SWS文書数は、R3.2.3時点では58個、最新のR19-11時点(R4.5.0に相当)では110個ですから、R3.xの時代に比べてほぼ倍増していることになります。
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