デンソーがデンソーウェーブと国際ロボット展に共同出展、「強い現場をつくる」2019国際ロボット展

デンソーウェーブとデンソーは、「2019国際ロボット展(iREX2019)」の出展概要を発表。「“LEAN” for your Factory」をテーマに、強い現場をつくるパートナーとして、自社工場で培ってきたモノづくりのノウハウから生まれた工場のトータルソリューションを提案するという。

» 2019年12月04日 08時30分 公開
[朴尚洙MONOist]

 デンソーウェーブとデンソーは2019年12月3日、「2019国際ロボット展(iREX2019)」(2019年12月18日〜12月21日、東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。「“LEAN” for your Factory」をテーマに、強い現場をつくるパートナーとして、自社工場で培ってきたモノづくりのノウハウから生まれた工場のトータルソリューションを提案するという。

ブースイメージ デンソーウェーブとデンソーの「2019国際ロボット展」におけるブースイメージ(クリックで拡大) 出典:デンソー

 主な展示は「自動化ソリューション」「工程合理化ソリューション」「IoTソリューション」「工場セキュリティソリューション」の4つに分かれる。まず、「自動化ソリューション」では、ミニ生産ラインを設置し、デンソーロボットの新たなラインアップと新型ロボットコントローラーを展示する。また、協働ロボット「COBOTTA」を活用した「Industry」「Laboratory」「Academic」「Office」の4分野におけるソリューション展示も行う。

 「工程合理化ソリューション」では、デンソーのFA事業部が中心になって開発を進めた、機器導入前から運用後の維持、改善までを見据えて生産性を追求するソリューションを展示する。外観検査ソリューション「D-Vision」、在庫低減ソリューション「D-Depot」、設備間搬送パッケージ「D-Carry」、産業用ロボット向け汎用架台パッケージ「D-Cell」などを披露する。

 「IoTソリューション」では、さまざまな設備やアプリケーションと接続できるミドルウェア「ORiN」を標準搭載する「IoT Data Server」を用いて、複雑なプログラムを組まずに簡単に設定できる「現場で使えるIoT」を事例とともに紹介する。「工場セキュリティソリューション」では、「工場セキュリティ診断」サービスや、「生産情報」「製品の品質」「作業者の安全」を守るソリューションを展示する。

 前回の2017国際ロボット展はデンソーウェーブ単体での出展だったが、今回はデンソーウェーブとデンソーの共同出展になった。ただし前回も、デンソーのFA事業部との連携によるロボットとFAシステムを融合したソリューションパッケージを展示しており「出展の座組みとして大きな変更はない」(デンソー)としている。

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