需給計画ソリューションの最新版、検査リードタイムも考慮製造ITニュース

キヤノンITソリューションズは、需給計画ソリューションの最新版「FOREMAST Ver.3.1」を発表した。生産完了後の検査リードタイムを考慮した在庫計算機能と、臨時転送計画立案機能などを追加した。

» 2019年04月23日 09時00分 公開
[MONOist]

 キヤノンITソリューションズは2019年4月1日、需給計画ソリューションの最新版「FOREMAST Ver.3.1」の提供を開始した。生産完了後の検査リードタイムを考慮した在庫計算機能と、臨時転送計画立案機能などを追加した。

photo 「FOREMAST Ver.3.1」の画面(クリックで拡大) 出典:キヤノンITソリューションズ

 FOREMASTは、賞味期限や出荷期限を持つ商品の在庫補充計画に対応したソリューション。さまざまな業界で活用されているが、現在のバージョンでは食品の破棄ロスが課題となっている食品業界での導入が進んだという。今回の最新版は、食品業界の活用で得られたニーズやノウハウを基に、需給業務担当者の利便性向上につながる機能を追加した。

 具体的には、商品分類などのカテゴリー単位で入力、修正した販売計画を商品ごとに自動的に展開するカテゴリー計画立案機能を追加。また、出荷前検査が必要な製造業向けに、検査中または出荷可能な在庫を表示することで検査リードタイムを考慮できるようになった。

 従来のエクスポート機能に加え、データインポート機能も追加した。これにより、マスターデータや計画データのインポートが可能になり、入力作業負荷を軽減する。他に、在庫転送計画業務において通常のルートやタイミング以外の臨時転送計画の立案に対応した。

 価格は3000万円からで、システム構成によって変動する。

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