研究用ウェアラブルデバイスとクラウドサービスを提供開始医療機器ニュース

EMC Healthcareは、ウェアラブルデバイス「CALM.」とクラウドサービスのパッケージを研究機関向けに提供開始する。生体データを被験者がより自然な状態でモニタリングし、取得できる。

» 2019年01月16日 15時00分 公開
[MONOist]

 EMC Healthcareは2018年12月25日、ウェアラブルデバイス「CALM.」とクラウドサービスのパッケージを研究機関向けに提供開始すると発表した。基本パッケージ価格は5万1200円からで、追加オプションはCALM.センサー単体が2万8000円、RAWデータ書き出し機能が20万円だ(各税別)。

 パッケージの内容は、CALM.とタブレット端末、データ管理とPCへの取り込みをスムーズにするクラウドサービスで構成される。小型で軽量なワイヤレスセンサーによって、被験者がより自然な状態で生体データをモニタリングし、取得できる。

 また、クラウドで必要数のCALM.センサーやタブレット端末で取得したデータを一括管理し、生データ(Raw Data)をPCに取り込み、高精度な研究用データをこれまでよりも簡易に取得できるようになる。

 CALM.研究用パッケージは、CALM.本体に加え、データ取得と管理に必要なタブレット端末、研究用アプリなどを合わせて提供する。他にオプションとして、データダウンロード機能や各種分析機能を用意する。

 CALM.センサーは、研究用に単極心電位、3軸加速度が測定できるウェアラブルセンサーとなっており、標準の4mmスナップボタンを小型の筐体に搭載。専用のゲルパッドからスポーツ向けストラップ、医療用の心電図電極まで利用できる。

 CALM.研究用アプリはAndroidアプリで、CALM.センサーからデータを取得し、保存と確認ができる。研究で複数のセンサーや被験者、タブレットを使用している場合も、クラウドにデータを保存しているので、CALM.ウェブからアクセスし、研究チームでのデータ管理がスムーズに行える。

photo CALM.センサー(クリックで拡大) 出典:EMC Healthcare

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