不良品判定を90%自動化、半導体工場向け画像検査AIで協業製造ITニュース

アドダイスは、AJSと半導体工場向けのHORUS AI専用バージョン「HORUS AI for SemiCon-EX」クラウドサービスの国内展開に関する協業を開始する。新規顧客獲得のためのプロモーションおよび営業活動を共同で行う。

» 2018年12月25日 09時00分 公開
[MONOist]

 アドダイスは2018年12月4日、AJSと半導体工場向けのHORUS AI(ホルスエーアイ)専用バージョン「HORUS AI for SemiCon-EX」クラウドサービスの国内展開に関する協業を開始すると発表した。

 アドダイスのHORUS AI for SemiCon-EXでは、アドダイスの画像検査AI(人口知能)「HORUS AI」を用いて、半導体製造工程に深層学習を用いたサービスを提供する。半導体製造工程における専門家の判断をAIに学習させるためのデータをアドダイス独自の技術によって構築し、半導体製造工場の画像検査工程をAI化する。同サービスには、半導体製造工程の画像検査におけるAI化に必要なチューニングが組み込まれている。

 HORUS AI for SemiCon-EXを導入することで、不良品判定の工程を90%AI化でき、不良判定判断のばらつきが無くなる。また、教師データ作成が必要となる従来技術と比較して5倍の生産性を持ち、導入実績があるためリスクなく早期に導入できる。

 今後、アドダイスとAJSは、同クラウドサービス提供の国内展開の共同実施、新規顧客獲得のためのプロモーション、営業活動を共同で行うとしている。

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