航空機部品の開発に直感的3Dアプリケーションを活用製造IT導入事例

ダッソー・システムズの「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を、GEアビエーションが採用した。GEのハンブル工場では、設計段階に加え、製造、認定検証の工程でもデジタル3Dモデリングを活用し、高性能の航空機部品を開発するのに役立てている。

» 2018年11月16日 09時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2018年10月17日、同社の「3DEXPERIENCEプラットフォーム」を、GEアビエーションが採用したと発表した。

 直感的な3Dアプリケーションを提供する3DEXPERIENCEプラットフォームは、単一のコラボレーティブなプラットフォームで、設計段階から分析、製造、データ管理、製品を顧客へ引き渡すまでの工程を連続的に管理できる。

 ユーザーインタフェースの共通化により、ユーザー体験が普遍化され、事業内でのデジタルリファレンスも共有できる。同じ情報に基づいて作業するため、エンジニアリングやサプライチェーンの部門間でのコラボレーション機会が増え、結果的にサイクルタイムが短縮できる。

 また、BI(ビジネスインテリジェンス)アプリケーション群の利用により、各業務をリアルタイムに可視化でき、顧客のリクエストに対する応答時間が最適化される。さらに、データに基づく理論的解釈と直感的な検索機能を活用することで、データ管理が簡素化され、効率的な情報共有が図れることから、生産性が向上する。

 GEアビエーションは、航空機部品の開発に同プラットフォームを採用した。GEアビエーションのハンブル工場では、設計段階だけでなく、製造、認定検証の工程でもデジタル3Dモデリングを利用できるようになり、高性能の航空機部品を開発するのに役立っているという。

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