第4次産業革命に必要な“握手しながら殴り合う”覚悟モノづくり総合版メルマガ 編集後記

ゼロイチではない世界でどう立ち回るかが勝負のカギです。

» 2017年03月30日 12時00分 公開
[三島一孝MONOist]

 この記事は、2017年3月30日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


第4次産業革命に必要な「握手しながら殴り合う」覚悟

 2017年3月20〜24日にドイツのハノーバーで国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」が開催されました。今回のCeBITは日本の製造業にとってはかつてないほどの注目を集めました。日本がパートナー国を務め、日独首脳会談などが実施された他、日本パビリオンなどが設けられ118社もの日本企業が出展したからです。

 CeBITはもともとIT(情報技術)関連の展示会で、製造業にとってはあまり縁のないものでした。どちらかといえば製造業にとっては、同じハノーバーで開催され、CeBITのもともとの母体でもあるハノーバーメッセの方が、なじみがあるかもしれません。ただ、ここ数年はドイツがモノづくり革新プロジェクト「インダストリー4.0」を開始したこともあり、インダストリー4.0における製造業側やエッジ側の動きを伝えるハノーバーメッセに対しIT側の動向を示すCeBITという位置付けとなり、注目を集めていた経緯があります。

 MONOistからも現地に敏腕編集記者を派遣し、会場からのイキのよいレポートを随時お届け中ですが、本稿では現地で発表された日独の政府間連携「ハノーバー宣言」について触れたいと思います。

≫「CeBIT」最新記事一覧

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.