日本ユニシス・エクセリューションズは、製品含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター」の最新版V7.0を2017年2月下旬から発売する。環境負荷物質情報調査のための新スキーム「chemSHERPA」に対応する。
日本ユニシス・エクセリューションズは2017年1月19日、製品含有化学物質管理システム「グリーン調達マイスター」の最新版V7.0を、2017年2月下旬から発売することを発表した。
グリーン調達マイスターは、2006年の発売以来、化学品や素材、完成品メーカーなどを対象に累計2500ライセンスの導入実績がある。同社では今回発売する最新版について、今後3年間で約5000ライセンスの出荷を目指すという。
V7.0では、従来の標準スキームとされていたアーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)、グリーン調達調査共通化協議会(JGPSSI)に加え、環境負荷物質情報調査のための新スキーム「chemSHERPA(ケムシェルパ)」フォーマットの入出力機能が追加された。chemSHERPAは、国際規格IEC62474に準拠している。その他にも各種の業務支援や自社独自規制への適合判定機能などを搭載している。
chemSHERPA関連の機能としては、次のような特徴がある。chemSHERPAデータをデータベースに取り込み、従来のデータと共に一元管理ができる。また、JAMP AIS、MSDSplus、JAMAシートの成分情報との互換機能を搭載。JGPSSIデータヘの変換支援機能は、今後提供予定だ。さらに、全てのバージョンでの順法判断情報を管理する機能を備えている。
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