AIサービスを開発・提供するための業務提携人工知能ニュース

伊藤忠テクノソリューションズはグリッドと業務提携し、AIサービスの開発や提供に関して協業すると発表した。グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom」を活用して、顧客データの分析など、順次サービスを拡充していく。

» 2017年01月24日 09時00分 公開
[MONOist]

 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2017年1月10日、グリッドと業務提携し、AIサービスの開発や提供に関して協業すると発表した。グリッドの機械学習/深層学習フレームワーク「ReNom」(リノーム)を活用した顧客データの分析など、順次サービスを拡充し、製造やライフサイエンス、情報通信、政府/公共機関、交通/物流、エネルギーなど各分野でAI利用を推進していく。

 ReNomは、深層学習や最適化アルゴリズム、生成モデルなどのさまざまなアルゴリズムをライブラリとして多数備えている。それらのライブラリを組み合わせることで、AIを容易に作成できる。従来の個別設計する方法に比べて、開発期間を40%以上短縮できるという。また、業種や分野を限定せずに適用可能で、既にさまざまな業種で導入されている。

 今回の業務提携では、ReNomの普及を目指して両社の推進体制を構築し、さまざまな分野での課題解決支援やReNomを使用したサービスを共同開発する。また、AIの導入・活用を検討する顧客向けのPoC支援や定着化支援といったサービスの開発、ReNomを用いたアプリケーション開発も進めていく。

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