派手な変化ほど記事にしやすい。でも、そればかりがモノづくりじゃないですよね。
2016年も終わりが見えてきましたが、自動車業界は新型車の発表が続いています。年始にえいや、と契約を決めてしまう読者の方もいらっしゃるかもしれませんね。よい買い物ができますように!
“フルモデルチェンジ”“新型車”と聞くと、クルマの購入を検討する方々だけでなく、クルマを買う訳ではない自動車担当の記者たちも浮足立ちます。筆者などは自動車担当でクルマが好きなので、なおさら浮かれます。
記者が新モデルに食いつくのは、新しいモノが出てくるということだけでニュースだからです。燃費がどれだけ改善したか、どんな新しい技術を搭載しているか、デザインはどう変わったか、何か初めての試みはないか……フルモデルチェンジの変化が分かりやすいほど、新型車の新奇性が高いほど、ニュースとして見出しを付けやすく記事も書きやすくなります。これは、自動車に限らず他の製品を担当する記者も同じかなと思います。
最近の新型車で、個人的にニュース性が分かりにくかったのはマツダ「CX-5」です。
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トヨタの新型コンパクトSUV「C-HR」は「より大胆な刺激」「大人のしゃれっ気」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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