東芝情報システムは、同社の「中堅製造業様向け生産管理システム導入ソリューション」で、帳票の作成や改変を容易にする「帳票オプション」の販売を開始した。
東芝情報システムは2016年11月14日、同社の「中堅製造業様向け生産管理システム導入ソリューション」で、帳票の作成や改変を容易にする「帳票オプション」の販売を開始した。価格は、帳票オブジェクトが60万円、初期導入費用が40万円、年間保守費用が12万円となる。同社は同製品を含むERP事業で、年間20億円の売り上げを目指す。
同社では、日本マイクロソフトの「Microsoft Dynamics AX」を用いたERP導入支援ソリューションを提供している。今回発売する帳票オプションは、Microsoft Dynamics AXの内部データベースを帳票用に日本語表記で標準オブジェクト化(データベース VIEW)し、構造定義の説明書を提供する。
同オプションにより、帳票の作成や改変に必要なコストや期間を削減できる。また、帳票オブジェクトとして、見積書/出荷指示書/納品書/請求書オブジェクトなど10種類が用意されている。
同社では帳票オプションの他、個別受注生産管理テンプレートや、周辺ツール(Microsoft Dynamics AXと連動するWebポータルのクラウドサービスなど)も拡販していく。
ERPシステムで不可欠な帳票の生成や出力は、日本においてはユーザーごとにカスタマイズが必要というケースが多い。しかし英語表記のデータベース構造や名称を理解するのに、多くのコストと期間を要していた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.