IoTプラットフォームサービスに新たなデータ収集/分析ソフトウェアを追加製造ITニュース

NTTコミュニケーションズは、IoT導入に必要となる機能を一括で提供する「IoT Platform Factoryパッケージ」に、ゼネラル・エレクトリックのIoTデータ収集/分析アプリケーションに対応したプランを追加した。

» 2016年11月25日 09時00分 公開
[MONOist]

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2016年11月7日、IoT(モノのインターネット)プラットフォームサービス「IoT Platform Factoryパッケージ」のプランを拡充したと発表した。ゼネラル・エレクトリック(GE)のIoTデータ収集アプリケーション「GE Historian」とIoTデータ分析アプリケーション「GE CSense」に対応した、新たなプランの提供を開始した。

 IoT Platform Factoryパッケージは、IoT導入に必要となるデータ収集アプリケーションやデータ分析アプリケーション、ネットワーク、プライベートクラウド、産業機器/センサー類に接続するデバイスを一括で提供するサービス。これまで、データを収集/分析するアプリケーションとして、シュナイダーエレクトリックの「Vijeo Citect」とジェイティ エンジニアリングの「JoyWatcher」に対応していたが、今回新たにGEのソフトウェアにも対応した。

 GE Historianは、産業機器/センサーから取得したデータをNTT Comのクラウド基盤「Enterprise Cloud」上に収集するためのデータベースソフトウェアとなる。各種通信プロトコルに対応し、一定周期またはイベントをトリガーとして、データを長期間かつ大量に収集できる。

 また、GE CSenseは、産業機器/センサーからのデータをさまざまな方法で分析し、生産工程の隠れた課題を発見する。GE Historianなどで取得したデータを活用し、機器の予防保全や製品の品質向上につなげることができる。

 価格は、「GE Historianプラン」が初期費用23万8400円から/月額費用5万5254円から、「GE CSenseプラン」が初期費用141万900円から/月額費用5万5254円から(いずれも税別)。プランの価格には、それぞれ「GE Historian Standard Server 100 Points」と「GE CSense Troubleshooter Edition」のライセンス料が含まれている。

photo 「IoT Platform Factoryパッケージ」概要図

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