enmono三木 ちょうど今ベランダdeソーラーという名前が出たので、実物で簡単に説明をしていただきたいと思います。
野下 集合住宅では「ソーラーパネルを付けたい」となるといろいろ問題があります。大家さんや組合が外観上の問題で付けるなとか、台風が来た時に飛んだらどうするんだと、そういう形で非常に制約があると聞きました。それじゃウチもこれを付ける時に言われるなと思って、それを回避する方法をいろいろ考えたんです。
野下 「外に出していて文句を言われたら見えなくすればいい」「こういう形にしたら(スライダーでパネルをベランダの内側に引っ込ませた)下から見たら何があるか分からない」「土台しか見えない」。これで固定すればいいわけです。それでもお日さまはかかるので。
enmono三木 もうちょっと強めに(集光)したい場合は前に出せば……。
野下 こうすればいいんです(エクステンションフレームからパネル支持腕を伸ばし、パネルをベランダの外側に出す)。影がなかったら同じような太陽光が内側にも来ますので、外側に出さなくてもいいんですけど。台風が来ると分かった時にどうするか。こうして……(パネル支持腕を元に戻しパネルをベランダの内側に引っ込ませて、ボルトを緩めている)。
enmono三木 何か外れる感じになってるんですか?
enmono宇都宮 まだ試作品なのでワンタッチではないみたいです。
野下 これで脚を下ろすと、もう家の中に収納されてしまいます(ベランダ内側に折りたたまれた状態:以下写真)。
野下 これのいいところは「掃除がしやすい」「屋根に置いた場合は掃除ができない」です。後は、満月の日などは(パネルを水平にすると)ナイトテーブルになります。ここにワインとか食事とかフルーツとか置いて、満月を眺めて。本当にいいものです。
enmono三木 ナイトテーブル好きですね。
野下 これは冗談で言ったんだけど、皆あまりにも反応がいいので。
enmono三木 フルーツを置いてワインを飲む、と。
野下 こうするのは簡単だから、緩めて2〜3分でこういう形になるので。
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