フランス産ディーゼルいよいよ解禁――PSA、BlueHDi搭載モデル投入エコカー技術(1/2 ページ)

プジョー、シトロエン、DS Automobilesの3ブランドでクリーンディーゼル「BlueHDi」搭載モデルを日本市場に投入するフランスPSAグループ。こだわりの日本ユーザーに、最新ディーゼル技術で攻勢をかける。

» 2016年07月13日 06時00分 公開
[西坂真人MONOist]

 フランスのPSAグループは2016年7月12日、PSAグループ開発のクリーンディーゼル「BlueHDi」搭載モデルを日本市場に投入すると発表。プジョー・シトロエン・ジャポンが日本国内で展開する3ブランド(プジョー、シトロエン、DS Automobiles)で同日から販売を開始した。

photo PSAグループ開発のクリーンディーゼル「BlueHDi」(クリックで拡大)

 「BlueHDi」が搭載されたのは、プジョーが「308 Allure BlueHDi」「308 GT BlueHDi」「508 GT BlueHDi」、シトロエンが「C4 FEEL BlueHDi」、DS Automobilesが「DS 4 BlueHDi」「DS 4 CROSSBACK BlueHDi」。価格(税込み)は以下の通り。

ブランド モデル 価格
プジョー 308 Allure BlueHDi 299万円
プジョー 308 GT BlueHDi 354万円
プジョー 508 GT BlueHDi 434万円
シトロエン C4 FEEL BlueHDi 279万円
DS Automobiles DS 4 BlueHDi 349万円
DS Automobiles DS 4 CROSSBACK BlueHDi 361万円
photophotophoto プジョー「308 Allure BlueHDi」(左)「308 GT BlueHDi」(中央)「508 GT BlueHDi」(右)(クリックで拡大) 出典:プジョー・シトロエン・ジャポン
photo シトロエン「C4 FEEL BlueHDi」(クリックで拡大) 出典:プジョー・シトロエン・ジャポン
photophoto DS Automobiles「DS 4 BlueHDi」(左)「DS 4 CROSSBACK BlueHDi」(右)(クリックで拡大) 出典:プジョー・シトロエン・ジャポン

 PSAグループが誇るクリーンディーゼル「BlueHDi」は、酸化触媒装置、SCR(選択還元触媒)、DPF(Diesel Particulate Filter:微粒子フィルター)という3つの排気制御メカニズムを搭載することで、ディーゼルからの排気汚染物質量を削減。同性能のガソリン車と比較した場合、燃料消費は25%、CO2排出量は15%低減できるという。

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 またSCRにAdBlue(尿素水溶液)を使用することでNOx(窒素酸化物)を90%削減、さらにDPFの上流(エンジン側)にSCRを配置することによってエンジン始動直後(低温時)から迅速にNOx除去が可能となりDPFの効率を高めているという。

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