現実味が増せば増すほど、本当に受け入れられるか分らなくなります。
警察庁は2016年5月7日まで、自動運転システムの公道試験を実施する際のガイドライン案についてパブリックコメントを募集しています(関連記事:日本で公道試験をやっていいのはレベル2の自動運転まで、警察庁のガイドライン)。
法律ではなくガイドラインなので、自動運転システムに関して何かを禁止したり制限したりする強制力はありません。公道試験を行う企業や団体が法的に義務を負う項目は、普段クルマを使う時と同じです。
自動運転の部分に関しては、このガイドラインは「いまだ実用化されていない自動運転システムを用いて自動車を走行させることは交通の安全と円滑の確保に支障を及ぼす場合がありうる」(警察庁)ことを認識して安全確保に努めなさい、という前提に立って慎重な姿勢を求めています。
実用化していないものは危険性があるという考え方はまっとうですが、公道試験を歓迎していないようにも見えてしまいます。
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