筋ジストロフィー患者などの歩行機能回復を目的とするサイバーダインの装着型ロボット「HAL 医療用(下肢タイプ)」への保険適用が決定した。
サイバーダインの装着型ロボット「HAL 医療用(下肢タイプ)」への保険適用が決定した。厚生労働省 中央社会保険医療協議会が2016年1月27日に開催した第325回総会にて承認されたもの。同社は2015年11月に新医療機器としての薬事承認を取得しており、取得の際には保険適用申請の意向を示していた。
HAL 医療用(下肢タイプ)の決定区分はC2(新機能・新技術)で、主な使用目的としては脊髄性筋萎縮症や球脊髄性筋萎縮症、筋萎縮性側索硬化症などの患者に対して間欠的に装着しての、生体電位信号による歩行機能改善が挙げられている。
保険償還価格については特定保健医療材料ではなく新規技術料として評価し、技術料は診療報酬改定に伴い評価を検討するとしている。推定適用患者数は3400人。
「介護福祉ロボットは市場成長期に」、2021年に155億円市場へ
医療用ロボットスーツ「HAL 医療用(下肢タイプ)」、新医療機器として了承
ISO 13482取得はロボットの“安全”を見つめ直す
ホンダの歩行アシストと「HAL」が夢の競演!? パナソニックの病院ロボも動き回る
サイバーダインの装着型ロボットが国際安全規格を取得、世界を目指すCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
ロボットの記事ランキング
コーナーリンク
よく読まれている編集記者コラム