エイチアイは、「オートモーティブワールド2016」において、車載情報機器のテレマティクスサービス構築を容易にするソフトウェア「HI Telematics Core」を参考出品した。HTML5に基づくアーキテクチャを採用しており、W3Cが策定した「Vehicle Information Access API」もサポートしている。
エイチアイは、「オートモーティブワールド2016」(2016年1月13~15日、東京ビッグサイト)内の「第4回コネクティッド・カーEXPO」において、車載情報機器のテレマティクスサービス構築を容易にするソフトウェア「HI Telematics Core」を参考出品した。
HI Telematics CoreのアーキテクチャはHTML5に基づくもので、車載情報機器で用いる各種アプリケーションをウィジェットとして扱うことになる。HTML5ベースなので、スマートフォンと車載情報機器の連携機能も容易に実現でき、HTML5で用いられるWebSocketによる通信を使えばテレマティクスサービス用サーバとのスムーズな接続、スマートフォンを用いた車載情報機器の遠隔操作なども可能になる。
またW3C(World Wide Web Consortium)が策定した、Web技術によって車両情報を取得するための枠組みである「Vehicle Information Access API」をサポートしている。
対応OSは現時点ではAndroidだけだが、「HTML5に対応しているQNX OSやAutomotive Grade Linuxへの対応も依頼があればすぐにできる」(同社の説明員)という。
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