「自動運転」というテクノロジーでようやく“真の文明の利器”に変われるのかもしれません。
2年に一度開催される自動車の祭典「東京モーターショー」が先週の日曜日(2015年11月8日)で閉幕しました。かつて“アジア最大級”だった東京モーターショーも、今年は初公開車両が143台(ワールドプレミア75台、ジャパンプレミア68台)と、2013年の157台(ワールドプレミア76台、ジャパンプレミア81台)から若干少なくなっており、来場者も前回比90%となる81万2500人で終わりました。年々規模を拡大し、ワールドプレミアだけでも100台を超える“新・アジア最大級”北京/上海モーターショーに水をあけられている感は否めません。
そんな東京モーターショーで、注目を集めたのが「自動運転」です。クルマが生まれた時からの課題である「交通事故」や普及に伴って発生した「渋滞」に加え、都市集中と地方の過疎化、少子高齢化や労働力人口の減少といった社会的課題の解決策としても期待される自動運転が、モーターショーのトピックになってきたことに時代の変遷を感じます。
中でも日産自動車は自動運転のアピールに積極的でした。
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