和洋折衷こそが日本の業。
トヨタ生産方式といえば、ニンベンの付く自働化や、看板方式など「人の力」を最大限生かした取り組みが印象的です。日本のモノづくりにおける「現場力」を象徴する取り組みとして、トヨタ自動車はもちろん、多くの製造業に同方式が採用され、独自のアレンジなどを加えて発展を遂げています。しかし現在、インダストリー4.0やインダストリアル・インターネットなど、製造現場でIoT(Internet of Things、モノのインターネット)を活用する動きが広がり、これらの日本のモノづくりの強みが脅かされるのではないかという不安が生まれています。
ただ、最近いただいた寄稿原稿では、その不安は杞憂に終わりそうだと指摘があります。実はIoTはトヨタ生産方式と非常に相性がいいのではないかというのです※)。
※)関連記事:なぜIoTなのか、トヨタ生産方式の課題から考える
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