NEDOがロボットの導入業種拡大を目指し、ユーザーニーズと市場化出口を明確にしたロボット活用技術開発を実施する。アシストスーツ開発や食品工場での仕分けロボットなど、10テーマへ15億円を投入する。
NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は2015年8月12日、ロボットの活用・普及の促進に向け、事業費15億円を投じて、ユーザーニーズと市場化出口を明確にしたロボット活用技術開発を実施すると発表した。
本開発プロジェクトの名称は「ロボット活用型市場化適用技術開発プロジェクト」となっており、ものづくりとサービスの2分野において事業委託を行い、ロボット利活用を促進させる。
サービス分野では「再生医療バックヤード対応ロボットシステムの開発」「マテハンシステムへのロボット組込・融合技術開発」「軽作業用パワーアシストスーツ(PAS)の試作開発と評価」「食品工場のコンビニ向け配送仕分ロボットの開発」の4テーマ(ニーズ)が採択されており、ロボット製造元だけではなく利用するエンドユーザー、導入するシステムインテグレーターが共同で研究開発にあたる。
助成先としてはアニマルステムセル、デンソーウェーブ(再生医療バックヤード対応ロボットシステムの開発)、トーヨーカネツソリューションズ(マテハンシステムへのロボット組込・融合技術開発)、アクティブリンク(軽作業用パワーアシストスーツ(PAS)の試作開発と評価)、プライムデリカ、永進テクノ(食品工場のコンビニ向け配送仕分ロボットの開発)が予定されている他、2015年9月上旬には本事業の追加募集も行われる予定となっている。
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